2021-08-13(Fri)
温暖化報告書 人が防ぐしか 異常気象の脅威が増している
実態直視し対策に全力を 行動すれば希望はある 国際協力を深める契機に
朝日新聞デジタル 2021年8月12日 5時00分
(社説)温暖化報告書 行動すれば希望はある
----事態は深刻さを増していることが明確になった。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、地球温暖化の科学的根拠を示した報告書を公表した。世界の人々の暮らしを少しでも脅かさぬよう、温室効果ガスの削減を着実に実現しなければならない。
・・・温暖化が人間の影響であることは「疑う余地がない」と、表現を強めて断言。産業革命前からの気温上昇が40年までに1・5度に達するとの見通しも示した。気象への影響は、確実性にばらつきがあるものの、熱波が起こりやすくなり、農業や生態系に影響する干ばつも増え、豪雨も増えるという。氷河の消失や海面上昇は、長ければ数千年続くとも予測した。突きつけられた将来像は深刻だが、希望はある。・・・
読売新聞 2021/08/12 05:00
社説:温暖化報告書 異常気象の脅威が増している
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210811-OYT1T50248/
----近年、世界中で大規模な山火事や洪水などの自然災害が頻発し、地球温暖化の脅威が現実のものとなっている。温暖化を食い止めるための対策を強化しなければならない。・・・前回2013年の報告書は、人間の活動が温暖化の主因である可能性が極めて高い、と指摘していた。今回はさらに踏み込んで、「人間が原因であることは疑う余地がない」と断定した。重く受け止める必要がある。
毎日新聞 2021/8/13 東京朝刊
社説:地球温暖化の報告書 国際協力を深める契機に
----地球温暖化は人間の活動が原因であることは疑いなく、その影響は既に世界のあらゆる地域で出ている。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の最新報告書は、こう結論づけた。・・・昨年始動した温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は、今世紀末に産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑えることを目指す。しかし、報告書によると、すでに1・1度近く上昇しており、今後20年以内に1・5度を上回ってしまうという。
日本経済新聞 2021年8月10日 19:00
[社説]温暖化の実態直視し対策に全力を
----国連の専門家組織が、気候変動に関する最新の分析結果をまとめた。温暖化で熱波や豪雨の激しさや頻度は増すとし、災害の多発を招く気温上昇を抑えるのに残された時間は少ないという。政府は国内対策と国際協力の両面から排出削減に全力をあげるべきだ。
・・・冒頭、「人間の影響が大気、海洋および陸域を温暖化させてきたのは疑う余地がない」と指摘した。科学的な証拠がそろい、気温変化などの計算も精緻化してきたのを受けて、過去の報告書よりも断定的な書き方になった。化石燃料の燃焼に伴う二酸化炭素(CO2)などの排出により、本当に気候が大きく変わるのか。近年の記録的な豪雨や熱波の原因と言えるのか。報告書はこうした疑問に丁寧に答えようとしており、説得力がある。
産経新聞 2021/8/11 05:00
主張:IPCC報告書 中国に排出減を説得せよ 気象変動学に多様性の適用を
---- 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第1作業部会による「第6次報告書」が公表された。地球温暖化の現状や将来予測についてまとめた内容だ。
IPCCは1990年の第1次報告書以来、気候変動は人類の活動が引き起こしたものとする警鐘を鳴らし続けている。
---- その論調は回を追うごとに深刻度を強めており、今回は現状について「人間の影響が大気、海洋および陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない。大気、海洋、雪氷圏および生物圏において広範囲かつ急速な変化が現れている」と断定した。
東京新聞 2021年8月12日 07時19分
<社説>IPCC報告書 温暖化は人が防ぐしか
----地球温暖化は人間活動のせい−。国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、最新の研究成果に基づく地球温暖化の現状や予測を示す「第六次評価報告書」で、そう断定した。・・・今回の報告書は「人間活動の影響が大気、海洋、陸域を温暖化させていることは疑う余地がない」と断定。温暖化対策の国際ルール「パリ協定」は、世界の気温上昇を産業革命前の一・五度に抑える目標を掲げるが、このままでは今後二十年以内に一・五度に達してしまう恐れがあり、その結果、気象災害がさらに頻発すると、強く警鐘を鳴らしている。
以下参考
朝日新聞デジタル 2021年8月12日 5時00分
(社説)温暖化報告書 行動すれば希望はある
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15007660.html
読売新聞 2021/08/12 05:00
社説:温暖化報告書 異常気象の脅威が増している
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210811-OYT1T50248/
毎日新聞 2021/8/13 東京朝刊
社説:地球温暖化の報告書 国際協力を深める契機に
https://mainichi.jp/articles/20210813/ddm/012/070/057000c
日本経済新聞 2021年8月10日 19:00
[社説]温暖化の実態直視し対策に全力を
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK0911A0Z00C21A8000000/
産経新聞 2021/8/11 05:00
主張:IPCC報告書 中国に排出減を説得せよ 気象変動学に多様性の適用を
https://www.sankei.com/article/20210811-2HWRFBB5HFKHNJ2TPZKQDLLUUQ/
東京新聞 2021年8月12日 07時19分
<社説>IPCC報告書 温暖化は人が防ぐしか
https://www.tokyo-np.co.jp/article/123652
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朝日新聞デジタル 2021年8月12日 5時00分
(社説)温暖化報告書 行動すれば希望はある
----事態は深刻さを増していることが明確になった。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、地球温暖化の科学的根拠を示した報告書を公表した。世界の人々の暮らしを少しでも脅かさぬよう、温室効果ガスの削減を着実に実現しなければならない。
・・・温暖化が人間の影響であることは「疑う余地がない」と、表現を強めて断言。産業革命前からの気温上昇が40年までに1・5度に達するとの見通しも示した。気象への影響は、確実性にばらつきがあるものの、熱波が起こりやすくなり、農業や生態系に影響する干ばつも増え、豪雨も増えるという。氷河の消失や海面上昇は、長ければ数千年続くとも予測した。突きつけられた将来像は深刻だが、希望はある。・・・
読売新聞 2021/08/12 05:00
社説:温暖化報告書 異常気象の脅威が増している
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210811-OYT1T50248/
----近年、世界中で大規模な山火事や洪水などの自然災害が頻発し、地球温暖化の脅威が現実のものとなっている。温暖化を食い止めるための対策を強化しなければならない。・・・前回2013年の報告書は、人間の活動が温暖化の主因である可能性が極めて高い、と指摘していた。今回はさらに踏み込んで、「人間が原因であることは疑う余地がない」と断定した。重く受け止める必要がある。
毎日新聞 2021/8/13 東京朝刊
社説:地球温暖化の報告書 国際協力を深める契機に
----地球温暖化は人間の活動が原因であることは疑いなく、その影響は既に世界のあらゆる地域で出ている。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の最新報告書は、こう結論づけた。・・・昨年始動した温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は、今世紀末に産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑えることを目指す。しかし、報告書によると、すでに1・1度近く上昇しており、今後20年以内に1・5度を上回ってしまうという。
日本経済新聞 2021年8月10日 19:00
[社説]温暖化の実態直視し対策に全力を
----国連の専門家組織が、気候変動に関する最新の分析結果をまとめた。温暖化で熱波や豪雨の激しさや頻度は増すとし、災害の多発を招く気温上昇を抑えるのに残された時間は少ないという。政府は国内対策と国際協力の両面から排出削減に全力をあげるべきだ。
・・・冒頭、「人間の影響が大気、海洋および陸域を温暖化させてきたのは疑う余地がない」と指摘した。科学的な証拠がそろい、気温変化などの計算も精緻化してきたのを受けて、過去の報告書よりも断定的な書き方になった。化石燃料の燃焼に伴う二酸化炭素(CO2)などの排出により、本当に気候が大きく変わるのか。近年の記録的な豪雨や熱波の原因と言えるのか。報告書はこうした疑問に丁寧に答えようとしており、説得力がある。
産経新聞 2021/8/11 05:00
主張:IPCC報告書 中国に排出減を説得せよ 気象変動学に多様性の適用を
---- 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第1作業部会による「第6次報告書」が公表された。地球温暖化の現状や将来予測についてまとめた内容だ。
IPCCは1990年の第1次報告書以来、気候変動は人類の活動が引き起こしたものとする警鐘を鳴らし続けている。
---- その論調は回を追うごとに深刻度を強めており、今回は現状について「人間の影響が大気、海洋および陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない。大気、海洋、雪氷圏および生物圏において広範囲かつ急速な変化が現れている」と断定した。
東京新聞 2021年8月12日 07時19分
<社説>IPCC報告書 温暖化は人が防ぐしか
----地球温暖化は人間活動のせい−。国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、最新の研究成果に基づく地球温暖化の現状や予測を示す「第六次評価報告書」で、そう断定した。・・・今回の報告書は「人間活動の影響が大気、海洋、陸域を温暖化させていることは疑う余地がない」と断定。温暖化対策の国際ルール「パリ協定」は、世界の気温上昇を産業革命前の一・五度に抑える目標を掲げるが、このままでは今後二十年以内に一・五度に達してしまう恐れがあり、その結果、気象災害がさらに頻発すると、強く警鐘を鳴らしている。
以下参考
朝日新聞デジタル 2021年8月12日 5時00分
(社説)温暖化報告書 行動すれば希望はある
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15007660.html
読売新聞 2021/08/12 05:00
社説:温暖化報告書 異常気象の脅威が増している
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210811-OYT1T50248/
毎日新聞 2021/8/13 東京朝刊
社説:地球温暖化の報告書 国際協力を深める契機に
https://mainichi.jp/articles/20210813/ddm/012/070/057000c
日本経済新聞 2021年8月10日 19:00
[社説]温暖化の実態直視し対策に全力を
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK0911A0Z00C21A8000000/
産経新聞 2021/8/11 05:00
主張:IPCC報告書 中国に排出減を説得せよ 気象変動学に多様性の適用を
https://www.sankei.com/article/20210811-2HWRFBB5HFKHNJ2TPZKQDLLUUQ/
東京新聞 2021年8月12日 07時19分
<社説>IPCC報告書 温暖化は人が防ぐしか
https://www.tokyo-np.co.jp/article/123652
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