2022-07-29(Fri)
JR東日本 地方35路線 66区間が赤字 収支初公表 「1000人未満」3倍
路線維持「JRだけでは困難」 沿線住民、廃線に危機感 赤字区間「地域衰退拍車」
JR東日本 2022年7月28日
ご利用の少ない線区の経営情報を開示します[PDF/1900KB]
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220728_ho01.pdf
*********************************
日本経済新聞 2022年7月28日 14:24 (2022年7月28日 14:32更新)
JR東日本、地方35路線の赤字693億円 収支初公表
----JR東日本は28日、利用者が少ない地方の35路線の66区間すべてが2019年度に営業赤字だったと発表した。路線別の収支を公表するのは初めて。新型コロナウイルス禍の長期化で旅客減が続いており、収支が特に厳しい区間はバスへ転換する協議などに入りたい考えだ。鉄道最大手も経営モデルの見直しを迫られている。
日本経済新聞 2022年7月28日 22:00
JR東日本、「1000人未満」民営化後3倍 ドル箱も苦戦
----JR東日本が経営の苦しい地方路線の営業収支を初めて公表した。人口減少などで経営環境が変わる中、国土交通省の有識者会議が存廃策について議論すべき基準として示した、1キロメートル当たりの1日平均利用者数(輸送密度)が1000人未満の区間は1987年の民営化時から約3倍に増えた。新型コロナウイルス禍で新幹線や山手線など首都圏のドル箱路線の収益も低迷する中、経営モデルの転換を迫られている。
毎日新聞 2022/7/29 東京朝刊
JR東、地方66区間赤字 計693億円 収支初公表
----JR東日本は28日、利用者の少ないローカル線を対象に、区間ごとの収支を初めて公表した。収支が公表されたのは2019年度実績で輸送密度(1日1キロ当たりの平均旅客輸送人員)が2000人未満の区間で、対象となった35路線66区間は全て赤字だった。記者会見したJR東の高岡崇・経営企画部門長は今回の公表が廃線などに直結するものではないとし、「地方路線の厳しい経営状態をご理解いただき、持続可能な交通体制について建設的な議論をしたい」と述べた。
毎日新聞 2022/7/29 東京朝刊
沿線住民、廃線に危機感 JR東赤字区間「地域衰退拍車」
----在来線全体の総距離の35%が赤字、100円の収入を得るために1万5546円の経費がかかっている区間もある――。JR東日本が28日に初めて公表したローカル線の収支は、人口減少が進む地方で鉄道を維持することの難しさを改めて突き付けた。JR東はこの日の記者会見で「赤字路線だから廃止したいということではない」と強調したが、利用客や観光関係者からは今後の存続を危ぶむ声が聞かれた。
朝日新聞デジタル 2022年7月29日 5時00分
地方、揺れる生活の足 廃線「困る」負担分担模索も
----JR東日本が28日に公表した収支から、地方を走る路線の苦境が浮き彫りになった。鉄路をどのように維持するのか、将来の廃線は避けられないのか――。各地で議論が進む見通しだが、沿線の自治体側も切実な思いを抱える。
朝日新聞デジタル 2022年7月29日 5時00分
路線維持「JRだけでは困難」 「100円稼ぐのに2.2万円」も
JRグループ5社が赤字路線の状況を出している。ローカル線の維持が難しくなっていることを訴える狙いだ。28日に公表したJR東日本は、将来のバス転換などに含みをもたせた。鉄道は地域を支える重要なインフラだけに、見直しに向けては慎重な対応が求められる。
「鉄道は大量輸送を前提とした交通機関。鉄道が最適な輸送モードでないと考えられる区間もある」。JR東の高岡崇執行役員はこの日の会見でこう訴えた。国土交通省が見直しに向けた協議の仕組みを示したことにも触れて、「法制化された場合にはそれを含めて検討したい」とした。
NHK 首都圏 NEWS WEB 2022年07月28日 17時34分
JR東日本 地方路線の収支初公表 利用特に少ない66区間
----赤字が続く地方鉄道の今後のあり方が課題となるなか、JR東日本は地方路線のうち、利用者が特に少ない66の区間について収支の状況を初めて公表しました。
すべての区間で赤字となっていて、JR東日本はバス路線への転換なども含め沿線の自治体と協議を進めたいとしています。
以下参考
JR東日本 2022年7月28日
ご利用の少ない線区の経営情報を開示します[PDF/1900KB]
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220728_ho01.pdf
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日本経済新聞 2022年7月28日 14:24 (2022年7月28日 14:32更新)
JR東日本、地方35路線の赤字693億円 収支初公表
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC258X50V20C22A7000000/
日本経済新聞 2022年7月28日 22:00
JR東日本、「1000人未満」民営化後3倍 ドル箱も苦戦
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC148KH0U2A710C2000000/
毎日新聞 2022/7/29 東京朝刊
JR東、地方66区間赤字 計693億円 収支初公表
https://mainichi.jp/articles/20220729/ddm/001/020/148000c
毎日新聞 2022/7/29 東京朝刊
沿線住民、廃線に危機感 JR東赤字区間「地域衰退拍車」
https://mainichi.jp/articles/20220729/ddm/041/020/023000c
朝日新聞デジタル 2022年7月29日 5時00分
地方、揺れる生活の足 廃線「困る」負担分担模索も
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15371786.html
朝日新聞デジタル 2022年7月28日 14時21分
テツの広場:JR東のローカル線、35路線66区間すべて赤字 収支を初公表
https://digital.asahi.com/articles/ASQ7X4CVFQ7WUTIL00N.html
JR各社のローカル線の赤字額
赤字の総額 対象の路線区数
JR東日本 693億円 35路線66区間
JR西日本 248億円 17路線30区間
JR九州 53億円 13路線18区間
JR北海道 458億円 13路線22区間
JR四国 131億円 8路線18区間
*各社の2019年度の公表ベース。JR西日本の赤字額は17~19年度の平均。在来線のみ。JR東日本、西日本、九州は1キロあたり1日の平均乗客数(輸送密度)が2千人未満の路線区が対象。JR北海道、四国は全路線区で管理費を含む。JR東海は非公表
朝日新聞デジタル 2022年7月28日 18時09分
テツの広場:100円稼ぐのに経費2万2千円も どうなるJR東の赤字ローカル線
https://digital.asahi.com/articles/ASQ7X5W6KQ7WULFA02L.html
朝日新聞デジタル 2022年7月28日 14時00分
テツの広場:JR東のローカル線、維持か転換か 地元は「分析が廃線につながる」
https://digital.asahi.com/articles/ASQ7W5VV8Q7WOXIE013.html
朝日新聞デジタル 2022年7月29日 5時00分
路線維持「JRだけでは困難」 「100円稼ぐのに2.2万円」も
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15371638.html
■国鉄とJRをめぐる主な動き
<1980年11月> 国鉄再建法が成立
<82年7月> 政府の第2次臨時行政調査会が国鉄分割民営化路線を打ち出す
<86年11月> 国鉄改革関連法が成立
<87年4月> 分割民営化でJRグループ発足
<92年3月> 東海道新幹線で「のぞみ」の運行開始
<93年10月> JR東日本がグループ初の上場
<97年10月> 長野新幹線(現・北陸新幹線)が開業
<2002年6月> JR東日本が完全民営化
<03年10月> 東海道新幹線の品川駅開業
<04年3月> 九州新幹線が開業
<05年4月> JR西日本の福知山線で脱線事故。107人死亡
<16年1月> JR北海道が路線区ごとの収支を公表。全区間が赤字
<3月> 北海道新幹線が開業
<10月> JR九州が上場
<11月> JR北海道が維持困難な路線を公表
<19年3月> JR四国が路線区ごとの収支を公表。9路線18区間のほぼすべてが赤字
<20年5月> JR九州が特に乗客が少ない12路線17区間の収支を公表
<22年4月> JR西日本が特に乗客の少ない17路線30区間の収支を公表
<7月> JR東日本が特に乗客の少ない35路線66区間の収支を公表
NHK 首都圏 NEWS WEB 2022年07月28日 17時34分
JR東日本 地方路線の収支初公表 利用特に少ない66区間
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220728/1000082825.html
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JR東日本 2022年7月28日
ご利用の少ない線区の経営情報を開示します[PDF/1900KB]
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220728_ho01.pdf
*********************************
日本経済新聞 2022年7月28日 14:24 (2022年7月28日 14:32更新)
JR東日本、地方35路線の赤字693億円 収支初公表
----JR東日本は28日、利用者が少ない地方の35路線の66区間すべてが2019年度に営業赤字だったと発表した。路線別の収支を公表するのは初めて。新型コロナウイルス禍の長期化で旅客減が続いており、収支が特に厳しい区間はバスへ転換する協議などに入りたい考えだ。鉄道最大手も経営モデルの見直しを迫られている。
日本経済新聞 2022年7月28日 22:00
JR東日本、「1000人未満」民営化後3倍 ドル箱も苦戦
----JR東日本が経営の苦しい地方路線の営業収支を初めて公表した。人口減少などで経営環境が変わる中、国土交通省の有識者会議が存廃策について議論すべき基準として示した、1キロメートル当たりの1日平均利用者数(輸送密度)が1000人未満の区間は1987年の民営化時から約3倍に増えた。新型コロナウイルス禍で新幹線や山手線など首都圏のドル箱路線の収益も低迷する中、経営モデルの転換を迫られている。
毎日新聞 2022/7/29 東京朝刊
JR東、地方66区間赤字 計693億円 収支初公表
----JR東日本は28日、利用者の少ないローカル線を対象に、区間ごとの収支を初めて公表した。収支が公表されたのは2019年度実績で輸送密度(1日1キロ当たりの平均旅客輸送人員)が2000人未満の区間で、対象となった35路線66区間は全て赤字だった。記者会見したJR東の高岡崇・経営企画部門長は今回の公表が廃線などに直結するものではないとし、「地方路線の厳しい経営状態をご理解いただき、持続可能な交通体制について建設的な議論をしたい」と述べた。
毎日新聞 2022/7/29 東京朝刊
沿線住民、廃線に危機感 JR東赤字区間「地域衰退拍車」
----在来線全体の総距離の35%が赤字、100円の収入を得るために1万5546円の経費がかかっている区間もある――。JR東日本が28日に初めて公表したローカル線の収支は、人口減少が進む地方で鉄道を維持することの難しさを改めて突き付けた。JR東はこの日の記者会見で「赤字路線だから廃止したいということではない」と強調したが、利用客や観光関係者からは今後の存続を危ぶむ声が聞かれた。
朝日新聞デジタル 2022年7月29日 5時00分
地方、揺れる生活の足 廃線「困る」負担分担模索も
----JR東日本が28日に公表した収支から、地方を走る路線の苦境が浮き彫りになった。鉄路をどのように維持するのか、将来の廃線は避けられないのか――。各地で議論が進む見通しだが、沿線の自治体側も切実な思いを抱える。
朝日新聞デジタル 2022年7月29日 5時00分
路線維持「JRだけでは困難」 「100円稼ぐのに2.2万円」も
JRグループ5社が赤字路線の状況を出している。ローカル線の維持が難しくなっていることを訴える狙いだ。28日に公表したJR東日本は、将来のバス転換などに含みをもたせた。鉄道は地域を支える重要なインフラだけに、見直しに向けては慎重な対応が求められる。
「鉄道は大量輸送を前提とした交通機関。鉄道が最適な輸送モードでないと考えられる区間もある」。JR東の高岡崇執行役員はこの日の会見でこう訴えた。国土交通省が見直しに向けた協議の仕組みを示したことにも触れて、「法制化された場合にはそれを含めて検討したい」とした。
NHK 首都圏 NEWS WEB 2022年07月28日 17時34分
JR東日本 地方路線の収支初公表 利用特に少ない66区間
----赤字が続く地方鉄道の今後のあり方が課題となるなか、JR東日本は地方路線のうち、利用者が特に少ない66の区間について収支の状況を初めて公表しました。
すべての区間で赤字となっていて、JR東日本はバス路線への転換なども含め沿線の自治体と協議を進めたいとしています。
以下参考
JR東日本 2022年7月28日
ご利用の少ない線区の経営情報を開示します[PDF/1900KB]
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220728_ho01.pdf
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日本経済新聞 2022年7月28日 14:24 (2022年7月28日 14:32更新)
JR東日本、地方35路線の赤字693億円 収支初公表
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC258X50V20C22A7000000/
日本経済新聞 2022年7月28日 22:00
JR東日本、「1000人未満」民営化後3倍 ドル箱も苦戦
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC148KH0U2A710C2000000/
毎日新聞 2022/7/29 東京朝刊
JR東、地方66区間赤字 計693億円 収支初公表
https://mainichi.jp/articles/20220729/ddm/001/020/148000c
毎日新聞 2022/7/29 東京朝刊
沿線住民、廃線に危機感 JR東赤字区間「地域衰退拍車」
https://mainichi.jp/articles/20220729/ddm/041/020/023000c
朝日新聞デジタル 2022年7月29日 5時00分
地方、揺れる生活の足 廃線「困る」負担分担模索も
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15371786.html
朝日新聞デジタル 2022年7月28日 14時21分
テツの広場:JR東のローカル線、35路線66区間すべて赤字 収支を初公表
https://digital.asahi.com/articles/ASQ7X4CVFQ7WUTIL00N.html
JR各社のローカル線の赤字額
赤字の総額 対象の路線区数
JR東日本 693億円 35路線66区間
JR西日本 248億円 17路線30区間
JR九州 53億円 13路線18区間
JR北海道 458億円 13路線22区間
JR四国 131億円 8路線18区間
*各社の2019年度の公表ベース。JR西日本の赤字額は17~19年度の平均。在来線のみ。JR東日本、西日本、九州は1キロあたり1日の平均乗客数(輸送密度)が2千人未満の路線区が対象。JR北海道、四国は全路線区で管理費を含む。JR東海は非公表
朝日新聞デジタル 2022年7月28日 18時09分
テツの広場:100円稼ぐのに経費2万2千円も どうなるJR東の赤字ローカル線
https://digital.asahi.com/articles/ASQ7X5W6KQ7WULFA02L.html
朝日新聞デジタル 2022年7月28日 14時00分
テツの広場:JR東のローカル線、維持か転換か 地元は「分析が廃線につながる」
https://digital.asahi.com/articles/ASQ7W5VV8Q7WOXIE013.html
朝日新聞デジタル 2022年7月29日 5時00分
路線維持「JRだけでは困難」 「100円稼ぐのに2.2万円」も
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15371638.html
■国鉄とJRをめぐる主な動き
<1980年11月> 国鉄再建法が成立
<82年7月> 政府の第2次臨時行政調査会が国鉄分割民営化路線を打ち出す
<86年11月> 国鉄改革関連法が成立
<87年4月> 分割民営化でJRグループ発足
<92年3月> 東海道新幹線で「のぞみ」の運行開始
<93年10月> JR東日本がグループ初の上場
<97年10月> 長野新幹線(現・北陸新幹線)が開業
<2002年6月> JR東日本が完全民営化
<03年10月> 東海道新幹線の品川駅開業
<04年3月> 九州新幹線が開業
<05年4月> JR西日本の福知山線で脱線事故。107人死亡
<16年1月> JR北海道が路線区ごとの収支を公表。全区間が赤字
<3月> 北海道新幹線が開業
<10月> JR九州が上場
<11月> JR北海道が維持困難な路線を公表
<19年3月> JR四国が路線区ごとの収支を公表。9路線18区間のほぼすべてが赤字
<20年5月> JR九州が特に乗客が少ない12路線17区間の収支を公表
<22年4月> JR西日本が特に乗客の少ない17路線30区間の収支を公表
<7月> JR東日本が特に乗客の少ない35路線66区間の収支を公表
NHK 首都圏 NEWS WEB 2022年07月28日 17時34分
JR東日本 地方路線の収支初公表 利用特に少ない66区間
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220728/1000082825.html
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済