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2022-10-08(Sat)

ローカル線 地方の鉄道・バス 広域連携支援 

国交省が複数年で補助 補填頼みは淘汰も 国鉄民営化時の「約束」なお 見えぬ財源


日本経済新聞 2022年10月7日 2:00
国交省、鉄道・バス広域連携を支援 地方路線、複数年で補助 補填頼みは淘汰も
----利用者が減り経営が厳しい地方の公共交通機関を再構築する取り組みが始まる。国土交通省は鉄道やバス、タクシーなどを地域一体で運営する計画に複数年で補助する制度を2023年度にも設ける。事実上の赤字補填は縮小し、デジタル技術の導入など事業見直しの支援に軸足を移す。将来像を描けない路線の淘汰につながる可能性もある。


日経 ルポ迫真「ローカル線どこへ」①~④
【ルポ迫真「ローカル線どこへ」記事一覧】
・「ほぼ利用しない」75% 赤字ローカル線に待つ難路
・覚悟を決めたローカル線 カイゼンは十分なのか
・ローカル線、溶けるバスとの境界 気仙沼線の挑戦
・国鉄民営化時の「約束」なお ローカル線支援、見えぬ財源





以下参考


日本経済新聞 2022年10月7日 1:00 (2022年10月7日 2:04更新)
ローカル線:地方の鉄道・バス、広域連携支援 国交省が複数年で補助
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1387E013092022000000/

分析・考察
諸富徹京都大学大学院経済学研究科 教授
前向きな支援策が出てきたと思います。「個々の交通事業者を支援する従来の支援方式」から、「地域交通ネットワークの統合・再編に支援する方式」への移行ですね。①各事業者の垣根を越えてあたかも地域で単一の交通事業者が存在しているかのようにルート、ダイヤ、運賃体系を再設計し、利用者の利便性向上を図る。②鉄道、バス、タクシーなど地域のあらゆる公共交通事業者間の連携を強化する。③地域交通を、その地域のまちづくりの将来像と整合的に設計する。これらを踏まえた計画の策定を条件に支援するということですね。利害調整が大変ですが、何もしなければ更なる利用者減で地域が丸ごと沈没します。自治体が指導力を発揮すべきでしょう。


日本経済新聞 2022年10月7日 2:00
国交省、鉄道・バス広域連携を支援 地方路線、複数年で補助 補填頼みは淘汰も
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64960340X01C22A0MM8000/


日本経済新聞 2022年10月7日 2:00
きょうのことば:地方の公共交通機関とは 利用者減、事業見直し加速
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA066JY0W2A001C2000000/


日本経済新聞 2022年10月7日 7:00
朝刊1面を読もう:鉄道やバスの赤字地方路線、存続へどう支援?
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL06BAV006102022000000/

**************************

日本経済新聞 2022年10月4日 2:00 (2022年10月4日 5:14更新)
ルポ迫真 ローカル線どこへ(1)「ほぼ利用しない」75% 赤字ローカル線に待つ難路
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC102LS0Q2A810C2000000/

原武史放送大学 教授
別の視点
一部だけを切り取り、全部を論じようとする記事の典型。そもそも、「赤字ローカル線」に乗っているのは「郷愁」を感じている「鉄道ファン」だけで、「沿線住民」は誰も乗っていないというのは本当か。10月1日に上下分離方式で全面復旧した只見線の沿線住民や沿線自治体がこの記事を読んだら、どう思うか。この記事が依拠している、75%の沿線住民が鉄道を利用しないという数字を信じるだろうか。この記事は連載の1回目のようだが、もう少し鉄道再生に向けて全国で進められている多面的な取り組みにも光を当てるべきではないのか。
2022年10月4日 9:48 (2022年10月4日 10:20更新)


日本経済新聞 2022年10月5日 2:00
ルポ迫真 ローカル線どこへ(2)覚悟を決めたローカル線 カイゼンは十分なのか
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC30AGB0Q2A830C2000000/


日本経済新聞 2022年10月6日 2:00
ルポ迫真 ローカル線どこへ(3)ローカル線、溶けるバスとの境界 気仙沼線の挑戦
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC262Y50W2A820C2000000/

原武史 放送大学 教授
別の視点東日本大震災で被災した三陸の路線はJR気仙沼線だけではない。JR気仙沼線とJR大船渡線の一部はBRTで復旧したのに対して、三陸鉄道や旧JR山田線の宮古ー釜石間は鉄道で復旧した。こういう記事を書く場合、BRTによる復旧と鉄道による復旧を互いに比較し、どういうメリット、デメリットがあるのかを客観的に明らかにするのが、本来の取材のあり方ではないのか。鉄道には速達性、一度に輸送できる人数の多さ、外からの観光客の呼び込みやすさ、車内の幅広い活用など、BRTにはない利点がある。それらは決して「センチメンタルバリュー」の一言で片づけられるものではない。上下分離方式に対する言及がないのも違和感がある。
2022年10月6日 9:28 (2022年10月6日 11:13更新)


日本経済新聞 2022年10月8日 2:00
ルポ迫真:ローカル線どこへ(4)国鉄民営化時の「約束」なお ローカル線支援、見えぬ財源
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0626Y0W2A900C2000000/


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