2018-06-27(Wed)
リニア工事 静岡市 JR東海と合意 県知事 抗議
県道トンネル整備 JR全額負担 JR東海 工事の遅れにあせり
リニア中央新幹線の工事で、いまだ着工できていなかった南アルプス(静岡工区)工事で、
工事用ルートのトンネル整備についてJR東海が静岡市と合意したという。
140億円かかるとされる工事費用も全額負担するらしい。
JR東海が、静岡工区の工事契約を大成建設JVと締結したのは2017年11月だった。
しかし、静岡県、市などとの調整が難航し、リニアの難所工事では唯一、着工できていなかった。
金子社長が「(工期の時間的な)余裕はなくなってきている」と繰り返す状態が続いていた工事だ。
この合意について、静岡県知事が、静岡市長の発言に対して抗議しているという。
田辺市長が「上流域について新しい提案をいただいているが、現実対応可能な最大限の提案を(JR東海は)したと思う」などと発言。
川勝知事らは「大井川水系への水の戻し方は慎重な検討を要する。問題の本質を理解していない」などと、発言の撤回を求めている。
(毎日新聞)
また、市民団体も市に合意の撤回を求める要望書を提出。
美濃部副市長が、工事に慎重だった従来の方針転換を認める一方、工事での流量減少が懸念される大井川水系の水問題について
「今回の合意で解決したわけではない。中下流域に配慮してJR東海と交渉していく」(毎日)と述べたという。
JR東海が工事の遅れにあせっていることがよくわかる事例だ。
以下参考
SBSnews6 2018/06/26
リニア合意も田辺市長が発言撤回 川勝知事からの批判受け
https://youtu.be/I0nRYaIgh4w
日本経済新聞 2018/6/26 22:30
静岡市長、リニア工事巡る一部発言撤回 県非難受け
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3227604026062018L61000/
毎日新聞2018年6月26日 地方版
リニア中央新幹線:合意撤回を 静岡市に市民団体要望書 /静岡
https://mainichi.jp/articles/20180626/ddl/k22/040/134000c
毎日新聞2018年6月23日 地方版
リニア中央新幹線:知事、静岡市長に抗議 JRとの合意巡り /静岡
https://mainichi.jp/articles/20180623/ddl/k22/020/189000c
静岡新聞 (2018/6/20 17:00)
リニア工事、県道トンネル整備へ JR全額負担で静岡市と合意
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/504405.html
日本経済新聞 2018/6/20 19:36
リニアに横たわる「大井川問題」 静岡県との交渉焦点
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32012550Q8A620C1L91000/
**********************
まつや清の日記(静岡市議会議員) ブログ より
6月20日の静岡市とJR東海との基本合意文書
https://blog.goo.ne.jp/matsuya-kiyoshi/e/2a47164837dc0eca86f44f687b1fcb5f
中央新幹線(南アルプストンネル静岡工区内)の建設と地域振興に関する基本合意書
静岡市(以下、「市」という。)と東海旅客鉄道株式会社(以下、「JR東海」という。)は、中央新幹線(南アルプストンネル静岡工区内)の建設の円滑な推進と地域の振興に資するため、下記の事項について、それぞれの役割分担のもと、相互に連携、協力して誠実に取り組むものとする。
記
1.市及びJR東海は、中央新幹線の建設に伴う交通の安全確保及び地域振興のため、県道三ツ峰落合線及び主要地方道南アルプス公園線の道路改良について、以下の役割分担のもと相互に協力して進める。
(1)新設するトンネル(京塚橋付近~大沢戸橋付近)はJR東海が自らの負担で施工する。
(2)トンネル前後の道路拡幅及び災害防除等の道路改良は、市が自らの負担で施工する。
2.JR東海は、市からのモニタリング等適切な環境保全措置の要請を踏まえ、環境影響評価に基づき、中下流域にも配慮して誠実に対応する。
3.JR東海は、地元要望である剃石地区の造成に協力するものとし、市は、これに必要な手続きに協力する。
4.市は、発生土等の再生利用に協力するものとする。
5.市は、JR東海の南アルプストンネル工事に必要となる許認可を含む行政手続きに関して速やかに対応する。
内容の詳細等は別途協議するものとする。
この合意の証として本書2通を作成し、市及びJR東海は記名押印の上、各自その1通を保有する。
静岡市長
田辺信宏 印
東海旅客鉄道株式会社代表取締役社長
金子 慎 印
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リニア中央新幹線の工事で、いまだ着工できていなかった南アルプス(静岡工区)工事で、
工事用ルートのトンネル整備についてJR東海が静岡市と合意したという。
140億円かかるとされる工事費用も全額負担するらしい。
JR東海が、静岡工区の工事契約を大成建設JVと締結したのは2017年11月だった。
しかし、静岡県、市などとの調整が難航し、リニアの難所工事では唯一、着工できていなかった。
金子社長が「(工期の時間的な)余裕はなくなってきている」と繰り返す状態が続いていた工事だ。
この合意について、静岡県知事が、静岡市長の発言に対して抗議しているという。
田辺市長が「上流域について新しい提案をいただいているが、現実対応可能な最大限の提案を(JR東海は)したと思う」などと発言。
川勝知事らは「大井川水系への水の戻し方は慎重な検討を要する。問題の本質を理解していない」などと、発言の撤回を求めている。
(毎日新聞)
また、市民団体も市に合意の撤回を求める要望書を提出。
美濃部副市長が、工事に慎重だった従来の方針転換を認める一方、工事での流量減少が懸念される大井川水系の水問題について
「今回の合意で解決したわけではない。中下流域に配慮してJR東海と交渉していく」(毎日)と述べたという。
JR東海が工事の遅れにあせっていることがよくわかる事例だ。
以下参考
SBSnews6 2018/06/26
リニア合意も田辺市長が発言撤回 川勝知事からの批判受け
https://youtu.be/I0nRYaIgh4w
日本経済新聞 2018/6/26 22:30
静岡市長、リニア工事巡る一部発言撤回 県非難受け
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3227604026062018L61000/
毎日新聞2018年6月26日 地方版
リニア中央新幹線:合意撤回を 静岡市に市民団体要望書 /静岡
https://mainichi.jp/articles/20180626/ddl/k22/040/134000c
毎日新聞2018年6月23日 地方版
リニア中央新幹線:知事、静岡市長に抗議 JRとの合意巡り /静岡
https://mainichi.jp/articles/20180623/ddl/k22/020/189000c
静岡新聞 (2018/6/20 17:00)
リニア工事、県道トンネル整備へ JR全額負担で静岡市と合意
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/504405.html
日本経済新聞 2018/6/20 19:36
リニアに横たわる「大井川問題」 静岡県との交渉焦点
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32012550Q8A620C1L91000/
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まつや清の日記(静岡市議会議員) ブログ より
6月20日の静岡市とJR東海との基本合意文書
https://blog.goo.ne.jp/matsuya-kiyoshi/e/2a47164837dc0eca86f44f687b1fcb5f
中央新幹線(南アルプストンネル静岡工区内)の建設と地域振興に関する基本合意書
静岡市(以下、「市」という。)と東海旅客鉄道株式会社(以下、「JR東海」という。)は、中央新幹線(南アルプストンネル静岡工区内)の建設の円滑な推進と地域の振興に資するため、下記の事項について、それぞれの役割分担のもと、相互に連携、協力して誠実に取り組むものとする。
記
1.市及びJR東海は、中央新幹線の建設に伴う交通の安全確保及び地域振興のため、県道三ツ峰落合線及び主要地方道南アルプス公園線の道路改良について、以下の役割分担のもと相互に協力して進める。
(1)新設するトンネル(京塚橋付近~大沢戸橋付近)はJR東海が自らの負担で施工する。
(2)トンネル前後の道路拡幅及び災害防除等の道路改良は、市が自らの負担で施工する。
2.JR東海は、市からのモニタリング等適切な環境保全措置の要請を踏まえ、環境影響評価に基づき、中下流域にも配慮して誠実に対応する。
3.JR東海は、地元要望である剃石地区の造成に協力するものとし、市は、これに必要な手続きに協力する。
4.市は、発生土等の再生利用に協力するものとする。
5.市は、JR東海の南アルプストンネル工事に必要となる許認可を含む行政手続きに関して速やかに対応する。
内容の詳細等は別途協議するものとする。
この合意の証として本書2通を作成し、市及びJR東海は記名押印の上、各自その1通を保有する。
静岡市長
田辺信宏 印
東海旅客鉄道株式会社代表取締役社長
金子 慎 印
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済