2023-03-12(Sun)
東日本大震災 福島第1原発事故12年
教訓捨てる「復権」許されず 終わり見えぬ苦難直視を 教訓に学び命守る対策強化を
朝日新聞デジタル 2023年3月11日 5時00分
(社説)原発事故から12年 教訓捨てる「復権」 許されず
----草木が伸び放題の荒れ地。使う人もなく朽ちる建物。積み上げられた無数の黒い袋のそばをダンプカーが行き交う。福島県大熊町と双葉町にまたがる福島第一原発の周りには、汚染土の中間貯蔵施設が広がる。
木村紀夫さん(57)は先月、かつて暮らしたこの地の一角から、スマホのライブ配信で学生らに問いかけた。
「原発事故での東京電力の責任は重い。でも、電気を使っているのは自分たち。いま原発再稼働の流れが強まっています。その上に成り立つ豊かな世の中って、どうなんでしょうか」
読売新聞 2023/03/11 05:00
社説:大震災12年 移住を地域再建の足がかりに
----東日本大震災から12年となった。犠牲になった方々の 冥福 を祈り、教訓を語り継ぐとともに、住民が大きく減った被災地に人を呼び込み、活力につなげる道を考えたい。
毎日新聞 2023/3/11 東京朝刊
社説:福島第1原発事故12年 終わり見えぬ苦難直視を
----東日本大震災からきょうで12年となる。沿岸部を襲った大津波と東京電力福島第1原発事故などにより、関連死を含めて2万2000人以上が犠牲となった。
今も約3万1000人が避難生活を強いられている。そのうち9割は福島の住民だ。放射線量の高い帰還困難区域が広範囲に及ぶ自治体では、多くの住民が戻らず、復興が遅れている。
政府はこの区域のうち「復興拠点」と位置付けたエリアの除染を進めている。だが、区域全体の1割に満たない。
拠点外についても、希望者が戻れるように環境を整える方針だが、除染の範囲は帰還希望者の自宅や周辺道路などに限られる見込みだ。全域除染を望む住民には戸惑いがある。
日本経済新聞 2023年3月11日 0:00
[社説]東北の復興は廃炉と両輪で進めよ
----東日本大震災から11日で12年を迎えた。震災関連死を含め、2万人を超える犠牲者に哀悼の意を表し、今なお復興の途上にある被災者を末永く支えたい。
宮城、岩手の津波被災地は街や産業の復興は進むが、心の復興は時を要する。福島の原発被災地は復興が緒についたばかりで、東京電力福島第1原子力発電所の廃炉の行方が左右する。東北の復興は廃炉と両輪で進める必要がある。
しんぶん赤旗 2023年3月11日(土)
主張:東日本大震災12年 教訓に学び命守る対策強化を
----東日本大震災の発生からきょうで12年です。沿岸部を大きな津波に襲われた岩手、宮城、福島の3県では復興の道はまだまだ険しく、被災者の暮らしと生業(なりわい)の再建を支える取り組みが不可欠です。とりわけ東京電力福島第1原発事故によって甚大な被害を受けた福島では、地域を再生すること自体に計り知れない困難を抱える自治体が少なくありません。国は、被災者の切実な願いに真剣に向き合い、一層の支援に力を入れる必要があります。巨大災害の痛苦の教訓に学び、国民の命と暮らしを守る対策を抜本的に強めることは、災害多発国の政治の責任です。
以下参考
朝日新聞デジタル 2023年3月11日 5時00分
(社説)原発事故から12年 教訓捨てる「復権」 許されず
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15578309.html
読売新聞 2023/03/11 05:00
社説:大震災12年 移住を地域再建の足がかりに
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20230310-OYT1T50318/
毎日新聞 2023/3/11 東京朝刊
社説:福島第1原発事故12年 終わり見えぬ苦難直視を
https://mainichi.jp/articles/20230311/ddm/005/070/138000c
日本経済新聞 2023年3月11日 0:00
[社説]東北の復興は廃炉と両輪で進めよ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK101A30Q3A310C2000000/
しんぶん赤旗 2023年3月11日(土)
主張:東日本大震災12年 教訓に学び命守る対策強化を
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-03-11/2023031102_01_0.html
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朝日新聞デジタル 2023年3月11日 5時00分
(社説)原発事故から12年 教訓捨てる「復権」 許されず
----草木が伸び放題の荒れ地。使う人もなく朽ちる建物。積み上げられた無数の黒い袋のそばをダンプカーが行き交う。福島県大熊町と双葉町にまたがる福島第一原発の周りには、汚染土の中間貯蔵施設が広がる。
木村紀夫さん(57)は先月、かつて暮らしたこの地の一角から、スマホのライブ配信で学生らに問いかけた。
「原発事故での東京電力の責任は重い。でも、電気を使っているのは自分たち。いま原発再稼働の流れが強まっています。その上に成り立つ豊かな世の中って、どうなんでしょうか」
読売新聞 2023/03/11 05:00
社説:大震災12年 移住を地域再建の足がかりに
----東日本大震災から12年となった。犠牲になった方々の 冥福 を祈り、教訓を語り継ぐとともに、住民が大きく減った被災地に人を呼び込み、活力につなげる道を考えたい。
毎日新聞 2023/3/11 東京朝刊
社説:福島第1原発事故12年 終わり見えぬ苦難直視を
----東日本大震災からきょうで12年となる。沿岸部を襲った大津波と東京電力福島第1原発事故などにより、関連死を含めて2万2000人以上が犠牲となった。
今も約3万1000人が避難生活を強いられている。そのうち9割は福島の住民だ。放射線量の高い帰還困難区域が広範囲に及ぶ自治体では、多くの住民が戻らず、復興が遅れている。
政府はこの区域のうち「復興拠点」と位置付けたエリアの除染を進めている。だが、区域全体の1割に満たない。
拠点外についても、希望者が戻れるように環境を整える方針だが、除染の範囲は帰還希望者の自宅や周辺道路などに限られる見込みだ。全域除染を望む住民には戸惑いがある。
日本経済新聞 2023年3月11日 0:00
[社説]東北の復興は廃炉と両輪で進めよ
----東日本大震災から11日で12年を迎えた。震災関連死を含め、2万人を超える犠牲者に哀悼の意を表し、今なお復興の途上にある被災者を末永く支えたい。
宮城、岩手の津波被災地は街や産業の復興は進むが、心の復興は時を要する。福島の原発被災地は復興が緒についたばかりで、東京電力福島第1原子力発電所の廃炉の行方が左右する。東北の復興は廃炉と両輪で進める必要がある。
しんぶん赤旗 2023年3月11日(土)
主張:東日本大震災12年 教訓に学び命守る対策強化を
----東日本大震災の発生からきょうで12年です。沿岸部を大きな津波に襲われた岩手、宮城、福島の3県では復興の道はまだまだ険しく、被災者の暮らしと生業(なりわい)の再建を支える取り組みが不可欠です。とりわけ東京電力福島第1原発事故によって甚大な被害を受けた福島では、地域を再生すること自体に計り知れない困難を抱える自治体が少なくありません。国は、被災者の切実な願いに真剣に向き合い、一層の支援に力を入れる必要があります。巨大災害の痛苦の教訓に学び、国民の命と暮らしを守る対策を抜本的に強めることは、災害多発国の政治の責任です。
以下参考
朝日新聞デジタル 2023年3月11日 5時00分
(社説)原発事故から12年 教訓捨てる「復権」 許されず
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15578309.html
読売新聞 2023/03/11 05:00
社説:大震災12年 移住を地域再建の足がかりに
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20230310-OYT1T50318/
毎日新聞 2023/3/11 東京朝刊
社説:福島第1原発事故12年 終わり見えぬ苦難直視を
https://mainichi.jp/articles/20230311/ddm/005/070/138000c
日本経済新聞 2023年3月11日 0:00
[社説]東北の復興は廃炉と両輪で進めよ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK101A30Q3A310C2000000/
しんぶん赤旗 2023年3月11日(土)
主張:東日本大震災12年 教訓に学び命守る対策強化を
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-03-11/2023031102_01_0.html
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済