2019-01-06(Sun)
リニア中央新幹線 開業時期も事業費も見通せず
安倍首相 リニアで「全国を一つの経済圏に」 東京一極集中の是正に逆行
相変わらずだ。安倍首相は、リニア中央新幹線の開業を、「地方創生回廊」「地方にチャンス」などと繰り返している。
「全国を一つの経済圏に」などと言ったら、東京一極集中や地方との格差拡大など生まれようがない。
現状を無視するという宣言にほかならない。
そのリニアだが、「完成時期・事業費、工事進むも見通せず」と報じられている。
今年は、経済の減速感が漂い始めているが、リニアも同じような難局に直面するかもしれない。
毎日新聞 2019年01月05日 00:00
◇<安倍首相>伊勢神宮参拝 リニア開業推進 「全国を一つの経済圏に」 /三重
----安倍晋三首相は4日、伊勢市の伊勢神宮を参拝後の記者会見で、リニア中央新幹線の開業を推進する考えを示した。首相は「JR東海が検討を進め、地元との意見交換会も開始された。新大阪駅の機能強化も検討し、高速鉄道ネットワークを軸に地方と地方をつないで全国を一つの経済圏にしていくことでチャンスを生み出したい」と語った。
ニュースイッチ 2019年01月01日
◇リニア開業まであと9年!工事は順調に進んでる?
新たな国土軸のあり方検討、ターミナルの構想も本格化
完成時期・事業費、工事進むも見通せず
----リニアはJR東海による民間事業であることから、工事の契約や進捗(しんちょく)、今後の見通しなどについての情報公開は限定的で、全貌がつかみにくい。金子社長は工期について「思ったより先送りになっており、後工程が窮屈になっている」と話す程度。品川―名古屋間を確実に27年内に開業できるという目算も立っていないのが現状だ。
南アルプス直下をトンネルで通過する静岡県区間では、大井川の水量問題の解決が見通せない。JR東海は地元要求を受け入れると表明したものの、合意形成に至っておらず、工事用道路などの準備工事に着手したが、本体の着工は未定だ。
従来の新幹線は営業線を使って長期の走行試験を実施した上で開業を迎えている。新方式のリニアは、これまでに山梨実験線で267万キロメートル、地球66周に相当する試験走行を実施しているが、開業前の試験も不可欠だ。柘植康英会長は17年に社長当時の定例会見で、開業前に「1年プラスα」の試験が必要だとの認識を示しており、事実上、26年中の工事完了が必要となる。
品川―名古屋間は5兆5235億円の予算だが、14年の工事認可申請時点で、昨今の物価や労務単価の上昇、地元補償費の増加分をすべて織り込んで算出した訳ではない。工事量がピークに向かう中で、工期や費用のコントロールは厳しさを増す。金子社長も「(工事費が)膨らむ余地はあるが、コストダウンの努力をしながら全体として膨らまないようにやっていく」と話すのが精いっぱいだ。
以下参考
産経WESTライフ2019.1.5 09:15
首相が伊勢参拝 「リニア、地方にチャンス」
https://www.sankei.com/west/news/190105/wst1901050013-n1.html
毎日新聞 2019年01月05日 00:00
<安倍首相>伊勢神宮参拝 リニア開業推進 「全国を一つの経済圏に」 /三重
http://mainichi.jp/articles/20190105/ddl/k24/010/109000c
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/region/mainichi_region-20190105ddlk24010109000c.html
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ニュースイッチ 2019年01月01日
リニア開業まであと9年!工事は順調に進んでる?
新たな国土軸のあり方検討、ターミナルの構想も本格化
https://newswitch.jp/p/15884
完成時期・事業費、工事進むも見通せず
日刊工業新聞2019年1月1日
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相変わらずだ。安倍首相は、リニア中央新幹線の開業を、「地方創生回廊」「地方にチャンス」などと繰り返している。
「全国を一つの経済圏に」などと言ったら、東京一極集中や地方との格差拡大など生まれようがない。
現状を無視するという宣言にほかならない。
そのリニアだが、「完成時期・事業費、工事進むも見通せず」と報じられている。
今年は、経済の減速感が漂い始めているが、リニアも同じような難局に直面するかもしれない。
毎日新聞 2019年01月05日 00:00
◇<安倍首相>伊勢神宮参拝 リニア開業推進 「全国を一つの経済圏に」 /三重
----安倍晋三首相は4日、伊勢市の伊勢神宮を参拝後の記者会見で、リニア中央新幹線の開業を推進する考えを示した。首相は「JR東海が検討を進め、地元との意見交換会も開始された。新大阪駅の機能強化も検討し、高速鉄道ネットワークを軸に地方と地方をつないで全国を一つの経済圏にしていくことでチャンスを生み出したい」と語った。
ニュースイッチ 2019年01月01日
◇リニア開業まであと9年!工事は順調に進んでる?
新たな国土軸のあり方検討、ターミナルの構想も本格化
完成時期・事業費、工事進むも見通せず
----リニアはJR東海による民間事業であることから、工事の契約や進捗(しんちょく)、今後の見通しなどについての情報公開は限定的で、全貌がつかみにくい。金子社長は工期について「思ったより先送りになっており、後工程が窮屈になっている」と話す程度。品川―名古屋間を確実に27年内に開業できるという目算も立っていないのが現状だ。
南アルプス直下をトンネルで通過する静岡県区間では、大井川の水量問題の解決が見通せない。JR東海は地元要求を受け入れると表明したものの、合意形成に至っておらず、工事用道路などの準備工事に着手したが、本体の着工は未定だ。
従来の新幹線は営業線を使って長期の走行試験を実施した上で開業を迎えている。新方式のリニアは、これまでに山梨実験線で267万キロメートル、地球66周に相当する試験走行を実施しているが、開業前の試験も不可欠だ。柘植康英会長は17年に社長当時の定例会見で、開業前に「1年プラスα」の試験が必要だとの認識を示しており、事実上、26年中の工事完了が必要となる。
品川―名古屋間は5兆5235億円の予算だが、14年の工事認可申請時点で、昨今の物価や労務単価の上昇、地元補償費の増加分をすべて織り込んで算出した訳ではない。工事量がピークに向かう中で、工期や費用のコントロールは厳しさを増す。金子社長も「(工事費が)膨らむ余地はあるが、コストダウンの努力をしながら全体として膨らまないようにやっていく」と話すのが精いっぱいだ。
以下参考
産経WESTライフ2019.1.5 09:15
首相が伊勢参拝 「リニア、地方にチャンス」
https://www.sankei.com/west/news/190105/wst1901050013-n1.html
毎日新聞 2019年01月05日 00:00
<安倍首相>伊勢神宮参拝 リニア開業推進 「全国を一つの経済圏に」 /三重
http://mainichi.jp/articles/20190105/ddl/k24/010/109000c
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/region/mainichi_region-20190105ddlk24010109000c.html
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ニュースイッチ 2019年01月01日
リニア開業まであと9年!工事は順調に進んでる?
新たな国土軸のあり方検討、ターミナルの構想も本格化
https://newswitch.jp/p/15884
完成時期・事業費、工事進むも見通せず
日刊工業新聞2019年1月1日
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済