2019-01-25(Fri)
スバル 残業代未払い7.76億円 過労自殺から判明
パワステ不具合の恐れ 操業停止1週間後の公表
SUBARU(スバル)が、15年7月から2年間に社員3421人、計約7億7600万円の未払い残業代があったと明らかにした。
群馬製作所の男性社員が2016年に過労自殺したあと、全部門の従業員約1万7000人の勤務実態を調査したという。
残業代は、18年3月に支払っていたが、この1年間公表していなかった。
朝日新聞によると、自殺した男性の代理人が男性に残業代未払いがあったと説明。
「16年12月、車両工場の群馬製作所の総務部に勤務する男性社員(当時46)が、長時間労働や上司の激しい叱責(しっせき)が原因で過労自殺」
スバルに取材すると
「同製作所の社員数人に残業代未払いがあったとして、太田労働基準監督署から17年7月に同製作所が労働基準法違反で是正勧告を受けたという」
一方、スバルは、今月16日から群馬製作所の操業をすべて停止していると発表。
部品の電動パワステ装置の不良が原因で、パワステ機能が停止する不具合が生じるおそれがあるため工場を止めているという。
これも、メディアの取材がきっかけで、一週間たってからの公表になったようだ。
燃費・検査不正など繰り返してきただけに、公表の遅れは意図的ではないのか、疑念がわく。
企業体質そのものを根幹から見直すことなしには、まだ不祥事は続くだろう。
朝日新聞デジタル 2019年1月24日21時20分
スバル、残業代未払い7.7億円 過労自殺から判明
----自動車大手スバルが2015年から17年にかけて、社員3421人に計7億7千万円の残業代を払っていなかったことが、24日わかった。16年に男性社員が過労自殺し、その後の社内調査で昨年1月までに判明した。スバルはこれまで1年間にわたり問題を公表しておらず、企業姿勢が問われる事態だ。
24日に男性の遺族の代理人が会見し、男性に残業代の未払いがあったと説明。さらにスバルは朝日新聞の取材に対し、未払いが多数の社員に広がっていたと明らかにした。
時事通信 2019年1月24日(木)22時22分
スバル、未払い残業代7億円=15年から2年間で
----自殺した男性は、入出門で退出処理をした後に事務室に戻り、仕事をしていたため、残業を全くしていない扱いになっていた。太田労働基準監督署はパソコンの使用時間などを基に、自殺直前は月100時間超の残業をしていたと認定した。
朝日新聞デジタル2019年1月24日05時00分
スバル3車種、不具合の恐れ 操業停止1週間後の公表
----スバルは23日、群馬製作所(群馬県太田市)で生産した主力3車種にハンドル操作を助けるパワーステアリング機能が停止する不具合が生じるおそれがあると発表した。部品メーカーから調達した電動パワステ装置の不良が生じているのが原因。群馬製作所の操業をすべて停止していることも発表したが、生産車種の不具合の可能性を把握し、工場の操業を止めてから1週間後の公表となった。
以下参考
SUBARU Confidence in motion オフィシャルWebサイト
2019/01/23
当社群馬製作所の操業停止と、一部車種における不具合事象について PDF/181 KB
https://www.subaru.co.jp/press/file/uploads/news/2019_0123_001.pdf
当社群馬製作所の操業停止と、一部車種における不具合事象について
2019 年 1 月 23 日 株式会社SUBARU
去る 1 月 16 日、当社の一部車種で使用している自動車部品に不良が生じている可能性があることが判明しました。
品質第一の観点から、安全を最優先し同日夜より当社群馬製作所(本工場・矢島工場)での全ての車両生産・出荷を停止し、当該車種の新車登録を一時停止しています。
本日までに不良が生じる原因等について一定の確認が取れ、それに基づき対策を施した部品を準備できるめどが立ったことから、週明け(早ければ 1 月 28 日(月))より、群馬製作所での車両生産・出荷を再開する方向で準備を進めています。また、現時点で把握している情報を、以下の通りお知らせします。
・ 不良が生じている可能性がある部品・・・電動パワーステアリング装置
・ 対象車種・・・群馬製作所で生産しているフォレスター、インプレッサ、SUBARU XV の全車
上記以外の車種(レガシィ、アウトバック、レヴォーグ、WRX、SUBARU BRZ、トヨタ 86 の 6 車種)については、当該部品不良の対象ではありませんが、同一の車体組立ラインを使用しているため、生産・出荷を停止しています。
・ 不良が生じている可能性がある車両の製造期間・・・2018 年 12 月下旬~2019 年 1 月 16 日*
但し、この製造期間については現在精査中であり、今後変動する可能性があります。
*当社は 2018 年 12 月 29 日から 2019 年 1 月 6 日まで冬期休暇のため、この間は生産していません。
・ 当該不良が生じた場合に発生する事象
メーターパネル内のステアリング制御警告灯が点灯するとともに、パワーステアリング機能が停止し、ハンドル操作が重くなる(通常よりも大きな力を要する状態)恐れがあります。万一、そのような状態になりましたら、直ちに運転を中止し、お近くのSUBARU販売店へご連絡ください。
・ 不良の原因
詳細な原因・メカニズムについて、調査を継続しています。
・ 今後の対応
既に生産済みの車両については、安全・安心の観点から適切に対応します。
・ 業績への影響について
当社連結業績への影響につきましては、現時点では不明であります。今後、開示すべき事項が発生した場合は速やかにお知らせいたします。
SUBARUをご愛用頂いているお客様ならびに新車の納車をお待ち頂いているお客様には、ご心配とご迷惑をお掛けしますこと、お詫び申し上げます。
上記は現時点で把握している情報であり、完全な確認が取れていない情報が含まれます。また、原因等の確認作業の進捗に伴い、今後情報が変化する可能性があります。その際は、改めてご案内しますので、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。
以上
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朝日新聞デジタル 2019年1月24日21時20分
スバル、残業代未払い7.7億円 過労自殺から判明
https://digital.asahi.com/articles/ASM1S4WQHM1SULFA01G.html
産経ニュース 2019.1.24 16:07
スバル社員投身自殺 過労と「上司トラブル」で労災認定
https://www.sankei.com/life/news/190124/lif1901240027-n1.html
時事通信 2019年1月24日(木)22時22分
スバル、未払い残業代7億円=15年から2年間で
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0124/jj_190124_2738859071.html
ニフティニュース
2019年01月25日 08時41分 読売新聞
残業代、3400人に7・7億円未払い…スバル
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12213-20190125-50014/
FNN 2019年1月25日 金曜 午前6:23
SUBARU社員 自殺は労災 7億円以上の残業代未払いも
https://www.fnn.jp/posts/00410540CX
****************************
朝日新聞デジタル2019年1月24日05時00分
スバル3車種、不具合の恐れ 操業停止1週間後の公表
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13862143.html
朝日新聞デジタル 2019年1月23日05時19分
スバル、国内生産止まる パワステに不具合で納車遅れも
https://digital.asahi.com/articles/ASM1Q5FD6M1QULFA022.html
日本経済新聞 2019/1/24 2:10
スバル生産停止、出荷車もリコール恐れ 日立系部品原因
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40387600T20C19A1TJ3000/
日本経済新聞 2019/1/23 22:00
スバルの群馬製作所停止 県内企業、影響を懸念
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40378250T20C19A1L60000/
日本経済新聞 2019/1/23 9:16 (2019/1/23 13:35更新)
スバル、国内工場が停止 調達部品に不具合
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40349690T20C19A1MM0000/
読売新聞 2019年01月23日 16時46分
納車遅れる可能性、スバル完成車工場が操業停止
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190123-OYT1T50061.html
文春オンライン 2019/01/23
不正相次ぐスバル 主力車種で「パワステ不具合」発生
週刊文春 2019年1月31日号
http://bunshun.jp/articles/-/10499
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SUBARU(スバル)が、15年7月から2年間に社員3421人、計約7億7600万円の未払い残業代があったと明らかにした。
群馬製作所の男性社員が2016年に過労自殺したあと、全部門の従業員約1万7000人の勤務実態を調査したという。
残業代は、18年3月に支払っていたが、この1年間公表していなかった。
朝日新聞によると、自殺した男性の代理人が男性に残業代未払いがあったと説明。
「16年12月、車両工場の群馬製作所の総務部に勤務する男性社員(当時46)が、長時間労働や上司の激しい叱責(しっせき)が原因で過労自殺」
スバルに取材すると
「同製作所の社員数人に残業代未払いがあったとして、太田労働基準監督署から17年7月に同製作所が労働基準法違反で是正勧告を受けたという」
一方、スバルは、今月16日から群馬製作所の操業をすべて停止していると発表。
部品の電動パワステ装置の不良が原因で、パワステ機能が停止する不具合が生じるおそれがあるため工場を止めているという。
これも、メディアの取材がきっかけで、一週間たってからの公表になったようだ。
燃費・検査不正など繰り返してきただけに、公表の遅れは意図的ではないのか、疑念がわく。
企業体質そのものを根幹から見直すことなしには、まだ不祥事は続くだろう。
朝日新聞デジタル 2019年1月24日21時20分
スバル、残業代未払い7.7億円 過労自殺から判明
----自動車大手スバルが2015年から17年にかけて、社員3421人に計7億7千万円の残業代を払っていなかったことが、24日わかった。16年に男性社員が過労自殺し、その後の社内調査で昨年1月までに判明した。スバルはこれまで1年間にわたり問題を公表しておらず、企業姿勢が問われる事態だ。
24日に男性の遺族の代理人が会見し、男性に残業代の未払いがあったと説明。さらにスバルは朝日新聞の取材に対し、未払いが多数の社員に広がっていたと明らかにした。
時事通信 2019年1月24日(木)22時22分
スバル、未払い残業代7億円=15年から2年間で
----自殺した男性は、入出門で退出処理をした後に事務室に戻り、仕事をしていたため、残業を全くしていない扱いになっていた。太田労働基準監督署はパソコンの使用時間などを基に、自殺直前は月100時間超の残業をしていたと認定した。
朝日新聞デジタル2019年1月24日05時00分
スバル3車種、不具合の恐れ 操業停止1週間後の公表
----スバルは23日、群馬製作所(群馬県太田市)で生産した主力3車種にハンドル操作を助けるパワーステアリング機能が停止する不具合が生じるおそれがあると発表した。部品メーカーから調達した電動パワステ装置の不良が生じているのが原因。群馬製作所の操業をすべて停止していることも発表したが、生産車種の不具合の可能性を把握し、工場の操業を止めてから1週間後の公表となった。
以下参考
SUBARU Confidence in motion オフィシャルWebサイト
2019/01/23
当社群馬製作所の操業停止と、一部車種における不具合事象について PDF/181 KB
https://www.subaru.co.jp/press/file/uploads/news/2019_0123_001.pdf
当社群馬製作所の操業停止と、一部車種における不具合事象について
2019 年 1 月 23 日 株式会社SUBARU
去る 1 月 16 日、当社の一部車種で使用している自動車部品に不良が生じている可能性があることが判明しました。
品質第一の観点から、安全を最優先し同日夜より当社群馬製作所(本工場・矢島工場)での全ての車両生産・出荷を停止し、当該車種の新車登録を一時停止しています。
本日までに不良が生じる原因等について一定の確認が取れ、それに基づき対策を施した部品を準備できるめどが立ったことから、週明け(早ければ 1 月 28 日(月))より、群馬製作所での車両生産・出荷を再開する方向で準備を進めています。また、現時点で把握している情報を、以下の通りお知らせします。
・ 不良が生じている可能性がある部品・・・電動パワーステアリング装置
・ 対象車種・・・群馬製作所で生産しているフォレスター、インプレッサ、SUBARU XV の全車
上記以外の車種(レガシィ、アウトバック、レヴォーグ、WRX、SUBARU BRZ、トヨタ 86 の 6 車種)については、当該部品不良の対象ではありませんが、同一の車体組立ラインを使用しているため、生産・出荷を停止しています。
・ 不良が生じている可能性がある車両の製造期間・・・2018 年 12 月下旬~2019 年 1 月 16 日*
但し、この製造期間については現在精査中であり、今後変動する可能性があります。
*当社は 2018 年 12 月 29 日から 2019 年 1 月 6 日まで冬期休暇のため、この間は生産していません。
・ 当該不良が生じた場合に発生する事象
メーターパネル内のステアリング制御警告灯が点灯するとともに、パワーステアリング機能が停止し、ハンドル操作が重くなる(通常よりも大きな力を要する状態)恐れがあります。万一、そのような状態になりましたら、直ちに運転を中止し、お近くのSUBARU販売店へご連絡ください。
・ 不良の原因
詳細な原因・メカニズムについて、調査を継続しています。
・ 今後の対応
既に生産済みの車両については、安全・安心の観点から適切に対応します。
・ 業績への影響について
当社連結業績への影響につきましては、現時点では不明であります。今後、開示すべき事項が発生した場合は速やかにお知らせいたします。
SUBARUをご愛用頂いているお客様ならびに新車の納車をお待ち頂いているお客様には、ご心配とご迷惑をお掛けしますこと、お詫び申し上げます。
上記は現時点で把握している情報であり、完全な確認が取れていない情報が含まれます。また、原因等の確認作業の進捗に伴い、今後情報が変化する可能性があります。その際は、改めてご案内しますので、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。
以上
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朝日新聞デジタル 2019年1月24日21時20分
スバル、残業代未払い7.7億円 過労自殺から判明
https://digital.asahi.com/articles/ASM1S4WQHM1SULFA01G.html
産経ニュース 2019.1.24 16:07
スバル社員投身自殺 過労と「上司トラブル」で労災認定
https://www.sankei.com/life/news/190124/lif1901240027-n1.html
時事通信 2019年1月24日(木)22時22分
スバル、未払い残業代7億円=15年から2年間で
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0124/jj_190124_2738859071.html
ニフティニュース
2019年01月25日 08時41分 読売新聞
残業代、3400人に7・7億円未払い…スバル
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12213-20190125-50014/
FNN 2019年1月25日 金曜 午前6:23
SUBARU社員 自殺は労災 7億円以上の残業代未払いも
https://www.fnn.jp/posts/00410540CX
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朝日新聞デジタル2019年1月24日05時00分
スバル3車種、不具合の恐れ 操業停止1週間後の公表
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13862143.html
朝日新聞デジタル 2019年1月23日05時19分
スバル、国内生産止まる パワステに不具合で納車遅れも
https://digital.asahi.com/articles/ASM1Q5FD6M1QULFA022.html
日本経済新聞 2019/1/24 2:10
スバル生産停止、出荷車もリコール恐れ 日立系部品原因
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40387600T20C19A1TJ3000/
日本経済新聞 2019/1/23 22:00
スバルの群馬製作所停止 県内企業、影響を懸念
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40378250T20C19A1L60000/
日本経済新聞 2019/1/23 9:16 (2019/1/23 13:35更新)
スバル、国内工場が停止 調達部品に不具合
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40349690T20C19A1MM0000/
読売新聞 2019年01月23日 16時46分
納車遅れる可能性、スバル完成車工場が操業停止
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190123-OYT1T50061.html
文春オンライン 2019/01/23
不正相次ぐスバル 主力車種で「パワステ不具合」発生
週刊文春 2019年1月31日号
http://bunshun.jp/articles/-/10499
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済