2023-08-07(Mon)
リニア工事のトンネル残土 置き場の崩壊危険性 議論平行線
静岡県「深層崩壊の恐れ」 JR東海「影響ない」 盛り土造成で「緩衝地帯が減少する」
毎日新聞 2023/8/7 地方版
リニアの行方
残土置き場議論、平行線 県「深層崩壊の恐れ」 JR東海「影響ない」 /静岡
----静岡県庁で開かれたリニア中央新幹線静岡工区の環境対策を検討する専門部会=2023年8月3日
県は3日、着工を認めていないリニア中央新幹線静岡工区を巡り、環境対策を検討する専門部会を開いた。JR東海がトンネル掘削に伴う残土置き場の整備などについて説明したが、県は再検討を求め、議論は平行線をたどった。
トンネル工事で発生する土約370万立方メートルのうち約360万立方メートルを大井川上流の燕沢(静岡市)で処理する計画だが、県は「(岩盤から崩れる)深層崩壊が起こる恐れがある」などと懸念している。
朝日新聞デジタル 2023年8月6日 10時00分
リニア工事のトンネル残土、置き場はどこに JRと県の議論、平行線
----リニア中央新幹線静岡工区のトンネル掘削で生じる残土(発生土)の置き場をめぐり、JR東海の候補地に静岡県が難色を示している。大井川の水資源保全をめぐっては「ダム取水抑制案」の協議を始めることで一定の前進がみられたが、残土の置き場が大きな課題になっている。
・・・JRは、「周辺で深層崩壊が起きる恐れがあり、候補地として不適切」とする県側の指摘を踏まえ、近くの上千枚沢で約85万立方メートル規模の深層崩壊が起きた場合を想定したシミュレーション結果を紹介。残土置き場の有無にかかわらず、南アルプスをめざす登山者の拠点の椹島(さわらじま)ロッジ付近に土石流の被害はないと説明し、理解を求めた。
これに対し、有識者委員の塩坂邦雄氏(株式会社サイエンス技師長)はツバクロ周辺の地質構造について「断層がメロンの網のように存在する」と指摘。河原が広がる大井川上流部に盛り土が造成されることで深層崩壊や大規模な地形変動が起きた場合に「緩衝地帯が減少する」と主張した。
県幹部もこうした有識者委員の見解に同調し、候補地の再検討を求める考えを示した。
また、JRは土壌から出る自然由来の重金属などの対策土を「藤島」と呼ばれる候補地に運ぶ計画で、昨年施行された県盛り土規制条例の「例外規定」の適用を求めているが、これについても森貴志副知事は「条例上、置けない」と改めて一蹴した。
NHK 静岡 NEWS WEB 2023年08月04日 10時29分
リニア 残土置き場の崩壊危険性 県とJR東海が議論も平行線
----リニア中央新幹線の工事の静岡県内への影響を議論する県の専門部会で、トンネル工事で発生する残土置き場の崩壊の危険性について、県とJR東海で議論が交わされましたが、平行線に終わりました。
トンネル工事による残土の置き場を巡っては、JR東海が県の意見も踏まえて場所を決めましたが、川勝知事が、「燕沢」付近の最大の置き場について、「崩壊の危険性がある」として反発しています。
以下参考
毎日新聞 2023/8/7 地方版
リニアの行方
残土置き場議論、平行線 県「深層崩壊の恐れ」 JR東海「影響ない」 /静岡
https://mainichi.jp/articles/20230807/ddl/k22/020/109000c
朝日新聞デジタル 2023年8月6日 10時00分
リニア工事のトンネル残土、置き場はどこに JRと県の議論、平行線
https://digital.asahi.com/articles/ASR8600N4R84UTPB00C.html
NHK 静岡 NEWS WEB 2023年08月04日 10時29分
リニア 残土置き場の崩壊危険性 県とJR東海が議論も平行線
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230804/3030021084.html
東京新聞 2023年8月3日 22時11分 (共同通信)
リニア残土の議論は平行線 静岡工区巡る県の専門部会
https://www.tokyo-np.co.jp/article/267723
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毎日新聞 2023/8/7 地方版
リニアの行方
残土置き場議論、平行線 県「深層崩壊の恐れ」 JR東海「影響ない」 /静岡
----静岡県庁で開かれたリニア中央新幹線静岡工区の環境対策を検討する専門部会=2023年8月3日
県は3日、着工を認めていないリニア中央新幹線静岡工区を巡り、環境対策を検討する専門部会を開いた。JR東海がトンネル掘削に伴う残土置き場の整備などについて説明したが、県は再検討を求め、議論は平行線をたどった。
トンネル工事で発生する土約370万立方メートルのうち約360万立方メートルを大井川上流の燕沢(静岡市)で処理する計画だが、県は「(岩盤から崩れる)深層崩壊が起こる恐れがある」などと懸念している。
朝日新聞デジタル 2023年8月6日 10時00分
リニア工事のトンネル残土、置き場はどこに JRと県の議論、平行線
----リニア中央新幹線静岡工区のトンネル掘削で生じる残土(発生土)の置き場をめぐり、JR東海の候補地に静岡県が難色を示している。大井川の水資源保全をめぐっては「ダム取水抑制案」の協議を始めることで一定の前進がみられたが、残土の置き場が大きな課題になっている。
・・・JRは、「周辺で深層崩壊が起きる恐れがあり、候補地として不適切」とする県側の指摘を踏まえ、近くの上千枚沢で約85万立方メートル規模の深層崩壊が起きた場合を想定したシミュレーション結果を紹介。残土置き場の有無にかかわらず、南アルプスをめざす登山者の拠点の椹島(さわらじま)ロッジ付近に土石流の被害はないと説明し、理解を求めた。
これに対し、有識者委員の塩坂邦雄氏(株式会社サイエンス技師長)はツバクロ周辺の地質構造について「断層がメロンの網のように存在する」と指摘。河原が広がる大井川上流部に盛り土が造成されることで深層崩壊や大規模な地形変動が起きた場合に「緩衝地帯が減少する」と主張した。
県幹部もこうした有識者委員の見解に同調し、候補地の再検討を求める考えを示した。
また、JRは土壌から出る自然由来の重金属などの対策土を「藤島」と呼ばれる候補地に運ぶ計画で、昨年施行された県盛り土規制条例の「例外規定」の適用を求めているが、これについても森貴志副知事は「条例上、置けない」と改めて一蹴した。
NHK 静岡 NEWS WEB 2023年08月04日 10時29分
リニア 残土置き場の崩壊危険性 県とJR東海が議論も平行線
----リニア中央新幹線の工事の静岡県内への影響を議論する県の専門部会で、トンネル工事で発生する残土置き場の崩壊の危険性について、県とJR東海で議論が交わされましたが、平行線に終わりました。
トンネル工事による残土の置き場を巡っては、JR東海が県の意見も踏まえて場所を決めましたが、川勝知事が、「燕沢」付近の最大の置き場について、「崩壊の危険性がある」として反発しています。
以下参考
毎日新聞 2023/8/7 地方版
リニアの行方
残土置き場議論、平行線 県「深層崩壊の恐れ」 JR東海「影響ない」 /静岡
https://mainichi.jp/articles/20230807/ddl/k22/020/109000c
朝日新聞デジタル 2023年8月6日 10時00分
リニア工事のトンネル残土、置き場はどこに JRと県の議論、平行線
https://digital.asahi.com/articles/ASR8600N4R84UTPB00C.html
NHK 静岡 NEWS WEB 2023年08月04日 10時29分
リニア 残土置き場の崩壊危険性 県とJR東海が議論も平行線
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230804/3030021084.html
東京新聞 2023年8月3日 22時11分 (共同通信)
リニア残土の議論は平行線 静岡工区巡る県の専門部会
https://www.tokyo-np.co.jp/article/267723
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済