2019-03-27(Wed)
中部空港埋め立て 2本目滑走路か?
「中部国際空港沖公有水面埋立事業」環境影響評価準備書 公表
中部空港島の隣接海域を埋め立てる計画が明らかになった。
名古屋港の浚渫土砂を受け入れ処分するのが目的だとしている。
しかし、地元の政財界は、中部空港の2本目の滑走路の用地になると期待している。
一方、埋め立て事業の実施に同意が必要な漁業者らは、慎重な姿勢だという。
中部地整から「漁業経営実態調査」への協力を求めている三重県漁連は、
「容認すれば事業化につながると考える人もいるので、慎重に協議している」と態度を保留。
愛知県漁連は「調査には協力するが、事業の受け入れを決めたわけではない」としているという。(朝日)
中部空港の2本目の滑走路建設以前に、「埋め立て」そのものが環境破壊となる。
そのための環境影響評価なのだろうが、なぜ、中部空港沖、滑走路増設可能な区域なのか。
いくら空港滑走路建設は別問題、などといっても、切り離して考えることなどできない。
本当に2本目の滑走路は必要なのか、一から考えるべきではないか。
中日新聞 2019年3月26日 朝刊
中部空港、新埋め立て地 名港浚渫土、2本目滑走路に可能性
----国土交通省中部地方整備局は二十五日、中部国際空港(愛知県常滑市)の西方と南東沖の海域を、名古屋港の浚渫(しゅんせつ)土砂を受け入れる新たな処分場とする計画を明らかにした。中部空港の現在の滑走路と平行するエリアを埋め立てることになり、将来的には、地元政財界が望む二本目滑走路の用地となる可能性がある。
日本経済新聞 2019/3/25 19:32
中部空港、2本目滑走路にはなお課題 整備局が埋め立て計画
----名古屋港の浚渫(しゅんせつ)によって生じる3800万立方メートルの土砂を活用。新滑走路の候補地として期待される西側は護岸工事の着工から15年程度で埋め立てを終え、その前後から32年目に南東側の完了を見込む。もともと名古屋港に流れ込む土砂の処分場を確保したいという動きが背景にある。いま仮置きしている港内のポートアイランドは2020年代前半に処理能力が限界に達する見込み。中部整備局は空港沖を約30年分の処分場として使う考えだ。・・・15年で2本目滑走路を支える地盤については整備が進むことになる。ただ中部整備局が示した埋め立て事業はあくまでも港湾事業という位置付け。2本目滑走路を着工するには政府が中部空港について定めた基本計画を変える必要がある。
読売新聞 2019/3/26
中部空港埋め立て290ヘクタール 西側に新滑走路建設へ
----新滑走路は空港島西側に建設される見通しで、愛知県の大村秀章知事は2027年度の供用開始を目指している。ただ、現計画では埋め立て完了まで15年かかるため、大村知事は国と空港事業も共同で進めることで工期を圧縮する考えだ。
19年度には新滑走路建設に向けた調整が本格化する見通しで、国交省は愛知、三重両県と協力し、埋め立てに伴う両県の漁業協同組合連合会との漁業補償交渉にも踏み切る。
毎日新聞2019年3月25日 11時33分(最終更新 3月25日 12時01分)
中部空港島埋め立て、具体的計画を公表 地元は第2滑走路に期待
----第2滑走路建設について、担当者は「中部空港は空港会社が管理しており、国が整備するものではない」と説明。昨年11月に中部空港を視察した石井啓一国交相も「まずは発着回数などの需要を増やすことだ」と述べ、建設に慎重姿勢を崩していない。
朝日新聞デジタル 2019年3月26日11時36分
課題解消迫られる2本目滑走路 中部空港埋め立て案
----ただ、埋め立て事業の実施には漁業者の同意が必要だ。愛知、三重の両県漁連は空港西側沖が伊勢湾で屈指の好漁場であることなどを理由に、慎重な姿勢を示している。両漁連によると、中部地整は「漁業経営実態調査」への協力を求めているが、三重県漁連は「容認すれば事業化につながると考える人もいるので、慎重に協議している」と態度を保留。愛知県漁連は「調査には協力するが、事業の受け入れを決めたわけではない」とする。
また、第2滑走路を建設するには、国が空港の基本計画を変更する必要がある。国交省航空局の担当者は、空港会社が開港時の建設費などの負債約3292億円(17年度末)を返済中であることや、中部空港の発着回数をさらに増やす必要があることなどを課題に挙げている。
以下参考
国土交通省中部地方整備局
3月25日
「中部国際空港沖公有水面埋立事業」環境影響評価準備書の手続き開始と説明会の開催について
http://www.cbr.mlit.go.jp/kisya/2019/03/1530.pdf
「中部国際空港沖公有水面埋立事業」について
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/1337/index.html
【2019年3月25日 更新】
「中部国際空港沖公有水面埋立事業」環境影響評価準備書に対する意見の募集について
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/1337/18079/
【2019年3月25日 更新】
「中部国際空港沖公有水面埋立事業」環境影響評価準備書説明会の開催について
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/1337/18080/
■準備書
準備書とは、中部国際空港沖において公有水面の埋立てを行った際の影響について、調査・予測・評価・環境保全措置の検討結果及び環境の保全に対する事業者の考え方を示すものです。
(1)準備書(本編)
一括ダウンロード
環境影響評価準備書 (115MB)
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/file/content/file/2019/junhon.pdf
(2)準備書 要約書
一括ダウンロード
環境影響評価準備書 要約書 (32MB)
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/file/content/file/2019/junyou.pdf
(3)準備書 資料編
一括ダウンロード
環境影響評価準備書 資料編 (104MB)
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/file/content/file/2019/junshi.pdf
4)準備書のあらまし(パンフレット)
環境影響評価準備書 あらまし (4MB)
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/file/content/file/2019/junara.pdf
***************************
中日新聞 2019年3月26日 朝刊
中部空港、新埋め立て地 名港浚渫土、2本目滑走路に可能性
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019032602000066.html
日本経済新聞 2019/3/25 19:32
中部空港、2本目滑走路にはなお課題 整備局が埋め立て計画
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42876590V20C19A3L91000/
日本経済新聞 2019/3/25 10:09
中部空港沖の埋め立て計画公表、西側は15年で 中部整備局
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42854400V20C19A3CN0000/
読売新聞 2019/3/26
中部空港埋め立て290ヘクタール 西側に新滑走路建設へ
https://www.yomiuri.co.jp/local/chubu/news/20190326-OYTNT50020/
SankeiBiz-2019.3.26 05:40
国土交通省中部地方整備局、中部空港沖の埋め立て計画を公表
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190326/mca1903260500003-n1.htm
毎日新聞2019年3月25日 11時33分(最終更新 3月25日 12時01分)
中部空港島埋め立て、具体的計画を公表 地元は第2滑走路に期待
https://mainichi.jp/articles/20190325/k00/00m/040/114000c
毎日新聞2019年3月15日 中部朝刊
中部空港:西側沖埋め立て検討 新滑走路の候補地 国交省
https://mainichi.jp/articles/20190315/ddq/041/020/009000c
朝日新聞デジタル 2019年3月26日11時36分
課題解消迫られる2本目滑走路 中部空港埋め立て案
https://digital.asahi.com/articles/ASM3Q51G9M3QOIPE01D.html
朝日新聞デジタル 2019年3月14日10時33分
中部空港の第2滑走路候補地、埋め立てには15年
https://digital.asahi.com/articles/ASM3F61J8M3FOIPE02J.html
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中部空港島の隣接海域を埋め立てる計画が明らかになった。
名古屋港の浚渫土砂を受け入れ処分するのが目的だとしている。
しかし、地元の政財界は、中部空港の2本目の滑走路の用地になると期待している。
一方、埋め立て事業の実施に同意が必要な漁業者らは、慎重な姿勢だという。
中部地整から「漁業経営実態調査」への協力を求めている三重県漁連は、
「容認すれば事業化につながると考える人もいるので、慎重に協議している」と態度を保留。
愛知県漁連は「調査には協力するが、事業の受け入れを決めたわけではない」としているという。(朝日)
中部空港の2本目の滑走路建設以前に、「埋め立て」そのものが環境破壊となる。
そのための環境影響評価なのだろうが、なぜ、中部空港沖、滑走路増設可能な区域なのか。
いくら空港滑走路建設は別問題、などといっても、切り離して考えることなどできない。
本当に2本目の滑走路は必要なのか、一から考えるべきではないか。
中日新聞 2019年3月26日 朝刊
中部空港、新埋め立て地 名港浚渫土、2本目滑走路に可能性
----国土交通省中部地方整備局は二十五日、中部国際空港(愛知県常滑市)の西方と南東沖の海域を、名古屋港の浚渫(しゅんせつ)土砂を受け入れる新たな処分場とする計画を明らかにした。中部空港の現在の滑走路と平行するエリアを埋め立てることになり、将来的には、地元政財界が望む二本目滑走路の用地となる可能性がある。
日本経済新聞 2019/3/25 19:32
中部空港、2本目滑走路にはなお課題 整備局が埋め立て計画
----名古屋港の浚渫(しゅんせつ)によって生じる3800万立方メートルの土砂を活用。新滑走路の候補地として期待される西側は護岸工事の着工から15年程度で埋め立てを終え、その前後から32年目に南東側の完了を見込む。もともと名古屋港に流れ込む土砂の処分場を確保したいという動きが背景にある。いま仮置きしている港内のポートアイランドは2020年代前半に処理能力が限界に達する見込み。中部整備局は空港沖を約30年分の処分場として使う考えだ。・・・15年で2本目滑走路を支える地盤については整備が進むことになる。ただ中部整備局が示した埋め立て事業はあくまでも港湾事業という位置付け。2本目滑走路を着工するには政府が中部空港について定めた基本計画を変える必要がある。
読売新聞 2019/3/26
中部空港埋め立て290ヘクタール 西側に新滑走路建設へ
----新滑走路は空港島西側に建設される見通しで、愛知県の大村秀章知事は2027年度の供用開始を目指している。ただ、現計画では埋め立て完了まで15年かかるため、大村知事は国と空港事業も共同で進めることで工期を圧縮する考えだ。
19年度には新滑走路建設に向けた調整が本格化する見通しで、国交省は愛知、三重両県と協力し、埋め立てに伴う両県の漁業協同組合連合会との漁業補償交渉にも踏み切る。
毎日新聞2019年3月25日 11時33分(最終更新 3月25日 12時01分)
中部空港島埋め立て、具体的計画を公表 地元は第2滑走路に期待
----第2滑走路建設について、担当者は「中部空港は空港会社が管理しており、国が整備するものではない」と説明。昨年11月に中部空港を視察した石井啓一国交相も「まずは発着回数などの需要を増やすことだ」と述べ、建設に慎重姿勢を崩していない。
朝日新聞デジタル 2019年3月26日11時36分
課題解消迫られる2本目滑走路 中部空港埋め立て案
----ただ、埋め立て事業の実施には漁業者の同意が必要だ。愛知、三重の両県漁連は空港西側沖が伊勢湾で屈指の好漁場であることなどを理由に、慎重な姿勢を示している。両漁連によると、中部地整は「漁業経営実態調査」への協力を求めているが、三重県漁連は「容認すれば事業化につながると考える人もいるので、慎重に協議している」と態度を保留。愛知県漁連は「調査には協力するが、事業の受け入れを決めたわけではない」とする。
また、第2滑走路を建設するには、国が空港の基本計画を変更する必要がある。国交省航空局の担当者は、空港会社が開港時の建設費などの負債約3292億円(17年度末)を返済中であることや、中部空港の発着回数をさらに増やす必要があることなどを課題に挙げている。
以下参考
国土交通省中部地方整備局
3月25日
「中部国際空港沖公有水面埋立事業」環境影響評価準備書の手続き開始と説明会の開催について
http://www.cbr.mlit.go.jp/kisya/2019/03/1530.pdf
「中部国際空港沖公有水面埋立事業」について
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/1337/index.html
【2019年3月25日 更新】
「中部国際空港沖公有水面埋立事業」環境影響評価準備書に対する意見の募集について
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/1337/18079/
【2019年3月25日 更新】
「中部国際空港沖公有水面埋立事業」環境影響評価準備書説明会の開催について
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/1337/18080/
■準備書
準備書とは、中部国際空港沖において公有水面の埋立てを行った際の影響について、調査・予測・評価・環境保全措置の検討結果及び環境の保全に対する事業者の考え方を示すものです。
(1)準備書(本編)
一括ダウンロード
環境影響評価準備書 (115MB)
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/file/content/file/2019/junhon.pdf
(2)準備書 要約書
一括ダウンロード
環境影響評価準備書 要約書 (32MB)
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/file/content/file/2019/junyou.pdf
(3)準備書 資料編
一括ダウンロード
環境影響評価準備書 資料編 (104MB)
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/file/content/file/2019/junshi.pdf
4)準備書のあらまし(パンフレット)
環境影響評価準備書 あらまし (4MB)
http://www.pa.cbr.mlit.go.jp/file/content/file/2019/junara.pdf
***************************
中日新聞 2019年3月26日 朝刊
中部空港、新埋め立て地 名港浚渫土、2本目滑走路に可能性
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019032602000066.html
日本経済新聞 2019/3/25 19:32
中部空港、2本目滑走路にはなお課題 整備局が埋め立て計画
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42876590V20C19A3L91000/
日本経済新聞 2019/3/25 10:09
中部空港沖の埋め立て計画公表、西側は15年で 中部整備局
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42854400V20C19A3CN0000/
読売新聞 2019/3/26
中部空港埋め立て290ヘクタール 西側に新滑走路建設へ
https://www.yomiuri.co.jp/local/chubu/news/20190326-OYTNT50020/
SankeiBiz-2019.3.26 05:40
国土交通省中部地方整備局、中部空港沖の埋め立て計画を公表
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190326/mca1903260500003-n1.htm
毎日新聞2019年3月25日 11時33分(最終更新 3月25日 12時01分)
中部空港島埋め立て、具体的計画を公表 地元は第2滑走路に期待
https://mainichi.jp/articles/20190325/k00/00m/040/114000c
毎日新聞2019年3月15日 中部朝刊
中部空港:西側沖埋め立て検討 新滑走路の候補地 国交省
https://mainichi.jp/articles/20190315/ddq/041/020/009000c
朝日新聞デジタル 2019年3月26日11時36分
課題解消迫られる2本目滑走路 中部空港埋め立て案
https://digital.asahi.com/articles/ASM3Q51G9M3QOIPE01D.html
朝日新聞デジタル 2019年3月14日10時33分
中部空港の第2滑走路候補地、埋め立てには15年
https://digital.asahi.com/articles/ASM3F61J8M3FOIPE02J.html
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済