2019-06-17(Mon)
福岡空港 米軍専用区域の移設工事 国交省予算で計上
有事の“密命” 敷地内の「米軍基地」 「米軍専用」区域は国内唯一 「有事には軍事作戦の拠点に」
民間空港内に米軍基地があった。
それは、福岡空港にある。
「米軍専用」区域は国内唯一
「有事には軍事作戦の拠点に」
福岡空港の滑走路増設工事で、米軍基地の移設費用に日本国民の税金が使われていた。
地元は全面返還求めているのに「移設工事は区域の固定化につながる」との指摘もある。
毎日新聞2019年6月16日 07時00分(最終更新 6月16日 07時01分)
福岡空港、米軍専用区域の移設工事進む 国交省予算で計上
----民間空港の福岡空港(福岡市)で滑走路増設に伴う米軍専用区域の移設工事が進んでいる。事業費は倉庫2棟や駐機場の建設などで現時点で約14億8000万円に上ることが、毎日新聞の取材で判明した。米軍施設に絡む工事は防衛省予算として公表されてきたが、今回は国土交通省予算に計上され、同省は移設工事の事業内容を明らかにしていない。地元は米軍専用区域の全面返還を求めているが、専門家は移設工事は区域の固定化につながると指摘している。
毎日新聞2019年6月16日 19時13分(最終更新 6月16日 19時20分)
福岡空港の米軍専用区域の移設工事 事業費を福岡県・市も負担
----民間空港の福岡空港(福岡市)で進んでいる米軍専用区域の移設工事で、事業費の一部を福岡県と福岡市が負担していることが、国土交通省大阪航空局などへの取材で明らかとなった。県と市は、米軍専用区域の早期全面返還を求めている協議会のメンバー。識者は「米軍の固定化につながる事業費の負担は、県や市の方針と矛盾している」と疑問視している。
西日本新聞2018/5/14 14:29 (2019/5/21 11:56 更新)
福岡空港に有事の“密命” 敷地内の「米軍基地」 その実態は…普段は搭乗口 軍事作戦拠点にも
----「米軍専用」区域は国内唯一
国際線ターミナル南端にあるゲートの200メートルほど先。空港の敷地内でここだけ、不自然なほど高い樹木が生い茂る一画がある。まるで目隠し。その向こうが約2・3ヘクタールの「米軍基地」(米軍専用区域)だ。クリーム色の大きな倉庫と米軍専用駐機場がある。
防衛省によると、日本の民間空港で米軍専用区域があるのは全国でここだけ。空港の滑走路と誘導路、一部駐機場の計48・6ヘクタールは日米共同使用区域に指定されており、空港の約14%が「米軍基地」となっている。
----「有事には軍事作戦の拠点に」
現在の福岡空港は、旧日本陸軍の偵察隊基地「席田(むしろだ)飛行場」として1945年5月に完成。前月に沖縄本島に上陸した米軍の偵察が目的だったが、わずか3カ月で終戦を迎えた。
45年10月に米軍が接収し「板付飛行場」と改称。朝鮮戦争、ベトナム戦争の際には偵察や出撃の拠点となった。68年6月、米軍のファントム偵察機が九州大箱崎キャンパス(同市東区)に墜落。市民を挙げた基地撤去運動が湧き起こり、72年4月に大部分が返還されて「福岡空港」となった。
福岡市などは、残る基地部分の返還も長年求めているが、米国防総省幹部は「朝鮮半島に近く、今後も基地能力を確保する。平時は商業空港として活用すべきだが、有事には作戦拠点として機能を拡大したい」と明かす。日米共同使用区域である滑走路や駐機場なども軍事作戦に使う構想があるという。
アジアの玄関口ながら、今なお有事の“密命”を帯びる福岡空港。再び前線基地とならぬことを願う。
以下参考
毎日新聞2019年6月16日 19時13分(最終更新 6月16日 19時20分)
福岡空港の米軍専用区域の移設工事 事業費を福岡県・市も負担
https://mainichi.jp/articles/20190616/k00/00m/040/128000c
毎日新聞2019年6月16日 07時00分(最終更新 6月16日 07時01分)
福岡空港、米軍専用区域の移設工事進む 国交省予算で計上
https://mainichi.jp/articles/20190615/k00/00m/040/326000c
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毎日新聞2016年1月21日 地方版
福岡空港:滑走路増設事業を正式決定 国交省告示、24年度中の完成目指す /福岡
https://mainichi.jp/articles/20160121/ddl/k40/010/442000c
西日本新聞2018/5/14 14:29 (2019/5/21 11:56 更新)
福岡空港に有事の“密命” 敷地内の「米軍基地」 その実態は…普段は搭乗口 軍事作戦拠点にも
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/416038/
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民間空港内に米軍基地があった。
それは、福岡空港にある。
「米軍専用」区域は国内唯一
「有事には軍事作戦の拠点に」
福岡空港の滑走路増設工事で、米軍基地の移設費用に日本国民の税金が使われていた。
地元は全面返還求めているのに「移設工事は区域の固定化につながる」との指摘もある。
毎日新聞2019年6月16日 07時00分(最終更新 6月16日 07時01分)
福岡空港、米軍専用区域の移設工事進む 国交省予算で計上
----民間空港の福岡空港(福岡市)で滑走路増設に伴う米軍専用区域の移設工事が進んでいる。事業費は倉庫2棟や駐機場の建設などで現時点で約14億8000万円に上ることが、毎日新聞の取材で判明した。米軍施設に絡む工事は防衛省予算として公表されてきたが、今回は国土交通省予算に計上され、同省は移設工事の事業内容を明らかにしていない。地元は米軍専用区域の全面返還を求めているが、専門家は移設工事は区域の固定化につながると指摘している。
毎日新聞2019年6月16日 19時13分(最終更新 6月16日 19時20分)
福岡空港の米軍専用区域の移設工事 事業費を福岡県・市も負担
----民間空港の福岡空港(福岡市)で進んでいる米軍専用区域の移設工事で、事業費の一部を福岡県と福岡市が負担していることが、国土交通省大阪航空局などへの取材で明らかとなった。県と市は、米軍専用区域の早期全面返還を求めている協議会のメンバー。識者は「米軍の固定化につながる事業費の負担は、県や市の方針と矛盾している」と疑問視している。
西日本新聞2018/5/14 14:29 (2019/5/21 11:56 更新)
福岡空港に有事の“密命” 敷地内の「米軍基地」 その実態は…普段は搭乗口 軍事作戦拠点にも
----「米軍専用」区域は国内唯一
国際線ターミナル南端にあるゲートの200メートルほど先。空港の敷地内でここだけ、不自然なほど高い樹木が生い茂る一画がある。まるで目隠し。その向こうが約2・3ヘクタールの「米軍基地」(米軍専用区域)だ。クリーム色の大きな倉庫と米軍専用駐機場がある。
防衛省によると、日本の民間空港で米軍専用区域があるのは全国でここだけ。空港の滑走路と誘導路、一部駐機場の計48・6ヘクタールは日米共同使用区域に指定されており、空港の約14%が「米軍基地」となっている。
----「有事には軍事作戦の拠点に」
現在の福岡空港は、旧日本陸軍の偵察隊基地「席田(むしろだ)飛行場」として1945年5月に完成。前月に沖縄本島に上陸した米軍の偵察が目的だったが、わずか3カ月で終戦を迎えた。
45年10月に米軍が接収し「板付飛行場」と改称。朝鮮戦争、ベトナム戦争の際には偵察や出撃の拠点となった。68年6月、米軍のファントム偵察機が九州大箱崎キャンパス(同市東区)に墜落。市民を挙げた基地撤去運動が湧き起こり、72年4月に大部分が返還されて「福岡空港」となった。
福岡市などは、残る基地部分の返還も長年求めているが、米国防総省幹部は「朝鮮半島に近く、今後も基地能力を確保する。平時は商業空港として活用すべきだが、有事には作戦拠点として機能を拡大したい」と明かす。日米共同使用区域である滑走路や駐機場なども軍事作戦に使う構想があるという。
アジアの玄関口ながら、今なお有事の“密命”を帯びる福岡空港。再び前線基地とならぬことを願う。
以下参考
毎日新聞2019年6月16日 19時13分(最終更新 6月16日 19時20分)
福岡空港の米軍専用区域の移設工事 事業費を福岡県・市も負担
https://mainichi.jp/articles/20190616/k00/00m/040/128000c
毎日新聞2019年6月16日 07時00分(最終更新 6月16日 07時01分)
福岡空港、米軍専用区域の移設工事進む 国交省予算で計上
https://mainichi.jp/articles/20190615/k00/00m/040/326000c
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毎日新聞2016年1月21日 地方版
福岡空港:滑走路増設事業を正式決定 国交省告示、24年度中の完成目指す /福岡
https://mainichi.jp/articles/20160121/ddl/k40/010/442000c
西日本新聞2018/5/14 14:29 (2019/5/21 11:56 更新)
福岡空港に有事の“密命” 敷地内の「米軍基地」 その実態は…普段は搭乗口 軍事作戦拠点にも
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/416038/
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済