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2019-06-24(Mon)

交通安全対策 自動車優先、歩行者軽視から変えねば

未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策 全国道路の緊急点検

交通安全緊急対策要旨(時事通信)
 政府が18日に取りまとめた交通安全緊急対策の要旨は次の通り。
 【子どもの安全確保】子どもが日常的に集団で移動する経路の緊急安全点検を9月末までに実施▽歩道を設置・拡充、防護柵を設置▽スクールゾーンに準ずる「キッズゾーン」創設を検討▽園外での活動時に地域住民らが子どもたちを見守る「キッズガード」事業を実施。
 【高齢者の安全運転対策】運転支援機能を備えた「安全運転サポート車」を普及▽自動ブレーキの国内基準を策定、新車への搭載義務化を検討▽ペダル踏み間違い時の加速抑制装置の性能認定制度導入を検討▽安全運転支援機能を備えた車限定の免許制度創設を検討。
 【高齢者の移動支援】公共交通機関の利便性を向上▽タクシー相乗りの全国導入に向けたルールを整備▽自動運転技術を活用した新たな移動手段を実用化。


◆「未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策」(令和元年6月18日「昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議」決定)について
緊急対策の概要(PDF形式:673KB)
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/sougou/pdf/20190618/gaiyou.pdf


神戸新聞 2019/06/22
社説:交通安全対策/歩行者軽視から変えねば
----重要なのは、日本が先進国でも際立った「歩行者軽視社会」であるという現実に、まず向き合うことだ。車優先のまちづくりから生じる事故の構造を知り、社会全体で変えようとする意識改革が欠かせない。
 2017年の交通安全白書は交通事故死者のうち歩行者の割合が非常に高いことをデータで裏付けた。米、独、仏など他の先進国が15%前後なのに対し、日本は37・3%と突出している。新しい事故防止技術などを検討する前に、目を向けねばならない多くの問題があることを示している。
 歩行者を守る視点で柵の設置や道路幅に比べて狭い歩道幅の見直しなどハード面の改善を進める。繁華街など人が多い場所での車の進入制限などはすぐにでも実施すべきだ。





以下参考


令和元年6月18日
昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/18koutsuuanzen.html
 令和元年6月18日、安倍総理は、総理大臣官邸で昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議に出席しました。
 会議では、未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策(案)について議論が行われました。
 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「昨今の相次ぐ痛ましい交通事故を受けて、今般、宮腰大臣を中心に交通安全の緊急対策を取りまとめました。
 第一に、未就学児を中心に子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保は、一刻の猶予も許されません。大津市の事故などを受けて、各省庁でこれまで実施してきた取組に加え、幼稚園・保育所等、道路管理者、警察等の連携により、直ちに経路の緊急安全点検に着手します。その上で、防護柵の設置やキッズゾーンの創設、地域ぐるみでの見守り活動の充実など、安全・安心な歩行空間を整備するための対策を早急に具体化してまいります。
 第二に、高齢運転者対策については、新たな技術の進展も的確に取り入れ、対策を進めてまいります。まず、安全運転サポート車は、交通事故防止、被害軽減に有効であることから限定免許制度も視野に入れ、普及を加速させてまいります。また、高齢者が自動車に頼らずに暮らせる社会を実現するため、公共交通の利用環境の改善、制度の垣根を越えた連携による地域の輸送サービスの多様化、自動運転技術を取り入れた新しいモビリティの活用など、大胆に施策を進めてまいります。
 高齢化の進展への適切な対処とともに、子育てを応援する社会の実現が強く要請される中、時代のニーズに応える交通安全の取組が今、一層求められています。この喫緊の課題に対して、政府一丸となって、迅速に取り組んでいくようお願いいたします。」

関連リンク
◇昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議(令和元年6月18日(火))における山本国家公安委員会委員長発言(概要)(官邸HP)https://www.kantei.go.jp/jp/pages/20190618kokkakouan.html
 これまで、警察では、複数の都道府県において、保育所、幼稚園、道路管理者と連携して、過去に子供が犠牲になった事故現場や、これに似た道路環境の場所について、現場点検を進めています。
 今後は、この度の交通安全緊急対策を踏まえ、未就学児が日常的に集団で移動する経路などについて、関係機関との更なる緊密な連携を図りつつ点検を進め、必要な対策を講じてまいります。
 また、高齢運転者による交通事故防止についても、運転に不安を覚える高齢者や御家族を支援するため、運転適性相談の更なる充実強化を図るなど、着実に対策を進めてまいりたいと考えております。

◇昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議(令和元年6月18日(火))における柴山文部科学大臣発言(概要)(官邸HP)https://www.kantei.go.jp/jp/pages/20190618koseirodo.html
 文部科学省といたしましては、大津市の交通事故を受け、都道府県教育委員会等に対し、安全管理の徹底について通知するとともに、各都道府県の安全教育担当者を集めた会議において、私からも直接、登下校時を含む学校の安全確保に万全を期すよう求めるなどの対応を進めてまいりました。
 今後、子供が巻き込まれる悲惨な交通事故が二度とあってはならないという決意の下、今般取りまとめられる「緊急対策」に盛り込まれた「未就学児が集団で移動する経路の安全点検」「通園路などの見守り活動の充実」などの対策について、関係省庁と連携の上、迅速に取り組んでまいります。

◇昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議(令和元年6月18日(火))における大口厚生労働副大臣発言(概要)(官邸HP)https://www.kantei.go.jp/jp/pages/20190618kokudokoutuu.html
 次世代を担う子どもたちのかけがえのない命を、社会全体で交通事故から守ることは極めて重要です。
 また、高齢者が自動車に頼らずに日常生活を円滑に営むことができるよう、移動を支える施策を充実する必要があります。
 厚生労働省としては、大津市の事故を受け、5月10日に、保育中の園外活動における安全確認などの徹底を、改めて要請したところです。
 さらに、今回の「緊急対策」に沿って、関係省庁と連携しながら、
 ・保育所等において子どもたちが日常的に集団で移動する経路の、緊急安全点検の実施
 ・キッズゾーン(仮称)の創設やキッズガード(仮称)の制度化の検討
 ・介護サービスを利用した移動支援の推進など
に取り組んでまいります。

◇昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議(令和元年6月18日(火))における世耕経済産業大臣発言(概要)(官邸HP)https://www.kantei.go.jp/jp/pages/20190618monbukagaku.html
 一連の痛ましい事故を受けた交通安全対策として、経済産業省としては、安全運転サポート車の普及、新たなモビリティサービスや自動運転の社会実装、多様なモビリティの普及促進などに取り組んでいきます。
 いわゆるサポカーについては、今年10月から自動車税の恒久減税に加え、取得時の負担を1パーセント軽減することとしており、積極的な周知により新車への代替を通じた更なる普及を推進します。
 高齢者の移動を伴う日常生活を、免許の自主返納後も含めて着実に支えていくためには、移動に関する多様な選択肢を用意することが重要です。
 このため、国土交通省とも連携し、IoTやAIを活用した新モビリティサービスの導入に向けた総合的支援に今年度から取り組むとともに、自動運転の早期実用化に向けた開発・実証を推進します。例えば、電動アシスト自転車などの活用可能性についても高齢者の方々の安全性を考慮しつつ検討を行っていきます。

◇昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議(令和元年6月18日(火))における石井国土交通大臣発言(概要)(官邸HP)https://www.kantei.go.jp/jp/pages/20190618keizaisangyo.html
国土交通省では、子供の安全な通行を確保するため、大津での事故の後に、過去5年間で子供が当事者となった重大事故の交差点等を対象に、警察等と連携して点検を実施しております。
 本日の決定を受けて、内閣府をはじめとした関係機関との連携のもと、未就学児等が日常的に集団で移動する経路等について、緊急安全点検を実施し、歩道の設置・拡充、自動車・自転車の利用空間の分離、防護柵の設置等、道路交通安全環境の整備を推進して参ります。
 高齢運転者については、安全運転サポート車及び後付けの安全運転支援装置の普及、高速道路の逆走対策、移動手段の確保等を着実に進めるとともに、自動運転やMaaS(Mobility as a Service)等も含め、総合的な対策を推進します。

内閣府ホーム
第2回「昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議」への出席
https://www.cao.go.jp/minister/1810_m_miyakoshi/photo/2019-036.html
令和元年6月18日、宮腰大臣は、第2回「昨今の事故情勢を踏まえた安全対策に関する関係閣僚会議」に出席しました。
 今回の会議では、先月21日に開催された第1回会議における安倍総理からの指示に基づき、宮腰大臣を中心に取りまとめた「未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策案」を、総理に報告し、決定しました。
 緊急対策のポイントは、第1に、「未就学児を中心に子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保」のため、大津市の事故などを受けて、各省庁がこれまで実施してきた取組に加え、幼稚園、保育所、認定こども園等や、道路管理者、警察等の連携・協力により、直ちに経路の緊急安全点検に着手し、その結果を踏まえ、対策を着実に実行します。
 第2に、「高齢者の安全運転を支える対策」については、安全運転サポート車の普及について、限定免許制度も視野に、一層推進するとともに、新たな技術の進展を最大限活かせるよう、取組を加速させます。また、運転に不安を覚える高齢者等を支援するため、運転免許証の自主返納者への支援策の周知などのほか、道路インフラの面からも高齢運転者に優しい環境の構築を進めることとしています。
 第3に、「高齢者の移動を伴う日常生活を支える取組」として、バスやタクシーなどの公共交通機関を、より利用しやすくするためのルール整備や支援、自動運転技術を取り入れた新しいモビリティの活用等に取り組んでいきます。
 総理からは、高齢化の進展への適切な対処とともに、子育てを応援する社会の実現が強く要請される中、時代のニーズに応える交通安全の取組が今、一層求められており、この喫緊の課題に対して、政府一丸となって、迅速に取り組むよう、強い指示がありました。


宮腰内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年6月18日
https://www.cao.go.jp/minister/1810_m_miyakoshi/kaiken/2019/0618kaiken.html
1.発言要旨
4点目でありますが、交通安全対策担当の大臣として報告します。
 本日の閣議前に、第二回「昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議」が開催されました。
 この会議では、子供が犠牲となる事故・高齢運転者による交通死亡事故が相次いで発生していることを踏まえて、5月21日に開催された第一回閣僚会議における3つの総理指示を踏まえた緊急対策が決定されました。
 まず第一に、何より緊急に取り組む対策として、「未就学児を中心に子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保」のための緊急安全点検を9月末までに実施し、この結果を踏まえ、道路交通安全環境の整備のほか、地域ぐるみで子供を見守るための対策を進めていきます。
 次に、「高齢者の安全運転を支える対策」を加速させます。まず、安全運転サポート車の普及を、限定免許制度も視野に一層促進します。同時に、運転に不安を覚える高齢者等を支援するための対策などを進めてまいります。
 さらに、「高齢者の移動を伴う日常生活を支える取組」を大胆に進めます。
 本日の総理指示を踏まえ、交通対策本部長として、関係省庁と連携しつつ緊急対策を推進してまいります。
 なお、緊急対策の詳細につきましては、この後、事務方からブリーフィングを行います。


2.質疑応答
(問)先程御説明があった交通安全の対策についてなんですけれども、例えばキッズゾーンであるとか高齢者の限定免許という対策がありまして、これからもっと制度設計を含めていろいろと詰めていかなきゃいけないところも多いと思うんですけれども、大臣の方として、ちょっとかぶるところあるかもしれませんが、どのように対策を進めていくかというところを御所感いただければと思います。
(答)今日、我が国では、高齢化の進展への適切な対処とともに、安心して子育てできる社会の実現が強く要請されています。このような時代のニーズに応える交通安全の取組を、まず関係省庁と連携しつつ進めてまいりたいと考えております。
 何より、子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保には、一刻の猶予も許されません。このため、本日付で直ちに、関係省庁から、幼稚園、保育所等を所管する地方公共団体などに緊急安全点検の実施を要請します。各所管機関等においては、道路管理者、警察等とともに合同点検を実施し、対策が必要な箇所等を10月末を目途に取りまとめます。その上で、これらを踏まえ、各種横断的な全体の概況を11月中に取りまとめる予定です。
 高齢運転者対策については、「高齢者の安全運転を支える対策」と、「高齢者の移動を伴う日常生活を支える施策」を車の両輪として、新たな技術の進展も的確に取り入れ、対策を進めてまいります。
 総理指示を踏まえ、国民の命に関わるこの課題に、関係省庁が一丸となってしっかり取り組んでまいります。
 なお、本日の閣僚会議で取りまとめられた緊急対策の中には、保育所等の周辺におけるキッズゾーン、仮称でありますが、これについて「小学校等の通学路に設けられているスクールゾーンに準ずるキッズゾーンの創設について、この秋を目途に検討する」とされておりまして、関係省庁で、この秋を目途に検討が進められる予定であります。
 また、高齢者限定免許の創設に関する御質問でありますけれども、本日の閣僚会議で取りまとめられた緊急対策の中では、「安全運転支援機能を有する自動車を前提として高齢者が運転できる免許制度の創設」については、制度の在り方や当該免許制度に適した車両に必要となる安全運転支援機能の範囲や要件などについて関係省庁が連携して検討を行い、性能認定制度の導入等の結論を得た上で、本年度内に結論を得るとされておりまして、多くの検討課題がありますが、関係省庁で本年度内に結論を得るべく検討が進められる予定になっております。

内閣府ホーム > 内閣府の政策 > 共生社会政策トップ > 交通安全対策 > 計画と対策
計画と対策 ━ わが国の交通安全対策の総合的な推進 ━
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/index-w.html - w-2-01

◆「未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策」(令和元年6月18日「昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議」決定)について New!
「未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策」(本文)(PDF形式:402KB)
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/sougou/pdf/20190618/taisaku.pdf
緊急対策の概要(PDF形式:673KB)
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/sougou/pdf/20190618/gaiyou.pdf
関連資料
未就学児が日常的に集団で移動する経路の交通安全の確保の徹底について(令和元年6月18日)(PDF形式:671KB)
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/sougou/pdf/20190618/s1.pdf

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神戸新聞 2019/06/22
社説:交通安全対策/歩行者軽視から変えねば
https://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201906/0012448719.shtml


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時事通信 2019年06月18日18時36分
先端技術で事故防止=政府が交通安全緊急対策
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019061800399&g=soc


乗りものニュース 2019.06.18 時事通信
交通安全緊急対策要旨
https://trafficnews.jp/post/87139


レスポンス  2019年6月18日(火)23時15分
政府が悲惨な交通事故多発で緊急対策、キッズゾーン創設やサポカー限定免許など
https://response.jp/article/2019/06/18/323575.html


毎日新聞 2019年6月17日 20:48
高齢者限定免許やキッズゾーンを創設 政府交通安全緊急対策、18日閣議決定
https://www.excite.co.jp/news/article/Mainichi_20190617k0000m040220000c/


日本経済新聞 2019/6/18 11:30
高齢者向け運転免許創設 政府の交通安全対策
9月末までに全国道路も緊急点検
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46229030Y9A610C1EAF000/


朝日新聞デジタル2019年6月18日21時00分
自動ブレーキ車限定免許を検討へ 政府が高齢事故防止策
https://digital.asahi.com/articles/ASM6L4Q7TM6LUTFK013.html


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