2019-11-25(Mon)
石木ダム 「誰一人として離れるつもりはない」
「強制収用」するな 徹底抗戦する住民の根深い行政不信 石木ダム反対の連帯
2019/11/23 08:31ハーバー・ビジネス・オンライン
長崎県の「強制収用」に石木ダム水没予定地住民「誰一人として離れるつもりはない」
◆長崎県は「住民の同意なしに工事は進めない」という原点に戻れ
----そこへきて、長崎県河川課の浦瀬俊郎課長の“不謹慎発言”だ。10月30日に開かれた県議などの意見交換会で「(台風19号などの自然)災害は我々にとって追い風」などと発言し、大炎上する騒ぎとなっている。
浦瀬課長は昨年の住民との面会時にも、同年7月の西日本豪雨を引き合いに出して「だからダムが必要だ」と語り、住民たちの大きな怒りを買っている。肱川沿いのダムから放流直後に最大5mもの深さの浸水が流域に広がり、9名もの死者を出す大惨事になったのは周知の通りだ。
国政レベルでも、長崎4区選出の北村地方創生大臣が石木ダム建設について「誰かが犠牲に」という持論を展開し、物議を醸した。一方で「住民の理解を得たい」と言いながらこのようなことを言われれば、気持ちが逆なでされない方がおかしい。
そして、そんなことが何十年も続けば、かたくなにならない方がおかしい。
このままだと、こうばるの住民は抵抗を続けるだろう。行政代執行が可能になったからといって、ダム建設計画の進捗が楽観視される状況にはまったくならない。
長崎県と佐世保市、そして国は住民を殺してでも家屋を撤去し、土地を接収して工事を進めるつもりだろうか。そんなことは不可能だ。かといって、住民が自主的に立ち退くことも、ここまで事態がこじれた以上、ありえない。
行政側と住民側の乖離をそれほどまで押し広げてしまったのは、住民を軽視した行動を取り続けた行政側の態度だ。もはや、「住民の同意なしには工事を進めない」という“覚書” (行政と住民が交わした数少ない合意である)の精神へと県が立ち返るしか、出口はない。
しんぶん赤旗 2019年11月18日(月)
石木ダム反対の連帯 地権者・市民・議員 力強く 長崎で集会
----長崎県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダム事業をめぐり、「石木ダム建設絶対反対同盟」など県内7団体は17日、川棚町公民館で「石木ダムを断念させる全国集会IN川棚」を開催しました。全国各地から約700人が参加しました。
朝日新聞デジタル 2019年11月18日08時30分
沈む故郷描き続ける ダム計画「本当に守りたいものは」
----県、協議続ける姿勢
18日の土地明け渡し期限が過ぎた後、長崎県の中村法道知事は家屋撤去などの行政代執行(強制収用)に踏み切るのか。当面はこうした強制的な手段ではなく、話し合いを通じて住民に「協力」を求めていく、というのが県幹部に共通する見方だ。
ダム建設を巡る行政代執行は過去に例がない。明け渡し期限までに住民が応じなければ、県と佐世保市は知事に行政代執行を請求できる。その判断について中村知事は「選択肢として排除しない」と繰り返している。だが県幹部は「できることなら(知事は代執行を)やりたくないと思っているのでは」と話す。
毎日新聞2019年11月17日 21時05分(最終更新 11月17日 21時55分)
「裏切られた」長崎・石木ダム事業に徹底抗戦する住民の根深い行政不信
----長崎県川棚町で県と佐世保市が計画を進める石木ダム事業は18日、水没予定地の川原(こうばる)地区に住み続ける13世帯の土地・家屋の明け渡し期限を迎えた。19日以降、県は家屋から住民を排除する行政代執行が可能になるが、13世帯に立ち退きの意思はなく徹底抗戦の構えだ。国の事業採択から44年を経て、混迷が深まっている。
以下参考
2019/11/23 08:31ハーバー・ビジネス・オンライン
長崎県の「強制収用」に石木ダム水没予定地住民「誰一人として離れるつもりはない」
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6213007
しんぶん赤旗 2019年11月18日(月)
石木ダム反対の連帯 地権者・市民・議員 力強く 長崎で集会
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-11-18/2019111801_04_1.html
朝日新聞デジタル 2019年11月18日08時30分
沈む故郷描き続ける ダム計画「本当に守りたいものは」
https://digital.asahi.com/articles/ASMCK7JR5MCHTOLB00H.html
デイリー 2019.11.18
長崎・石木ダム「計画断念を」明け渡し期限で反対住民
https://www.daily.co.jp/society/human_interest/2019/11/18/0012886795.shtml
毎日新聞2019年11月17日 21時05分(最終更新 11月17日 21時55分)
「裏切られた」長崎・石木ダム事業に徹底抗戦する住民の根深い行政不信
https://mainichi.jp/articles/20191117/k00/00m/040/183000c
毎日新聞 政治プレミア 2019年11月18日
ダムのためには、家から人を引きずり出す「犠牲」が必要か
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20191009/pol/00m/010
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2019/11/23 08:31ハーバー・ビジネス・オンライン
長崎県の「強制収用」に石木ダム水没予定地住民「誰一人として離れるつもりはない」
◆長崎県は「住民の同意なしに工事は進めない」という原点に戻れ
----そこへきて、長崎県河川課の浦瀬俊郎課長の“不謹慎発言”だ。10月30日に開かれた県議などの意見交換会で「(台風19号などの自然)災害は我々にとって追い風」などと発言し、大炎上する騒ぎとなっている。
浦瀬課長は昨年の住民との面会時にも、同年7月の西日本豪雨を引き合いに出して「だからダムが必要だ」と語り、住民たちの大きな怒りを買っている。肱川沿いのダムから放流直後に最大5mもの深さの浸水が流域に広がり、9名もの死者を出す大惨事になったのは周知の通りだ。
国政レベルでも、長崎4区選出の北村地方創生大臣が石木ダム建設について「誰かが犠牲に」という持論を展開し、物議を醸した。一方で「住民の理解を得たい」と言いながらこのようなことを言われれば、気持ちが逆なでされない方がおかしい。
そして、そんなことが何十年も続けば、かたくなにならない方がおかしい。
このままだと、こうばるの住民は抵抗を続けるだろう。行政代執行が可能になったからといって、ダム建設計画の進捗が楽観視される状況にはまったくならない。
長崎県と佐世保市、そして国は住民を殺してでも家屋を撤去し、土地を接収して工事を進めるつもりだろうか。そんなことは不可能だ。かといって、住民が自主的に立ち退くことも、ここまで事態がこじれた以上、ありえない。
行政側と住民側の乖離をそれほどまで押し広げてしまったのは、住民を軽視した行動を取り続けた行政側の態度だ。もはや、「住民の同意なしには工事を進めない」という“覚書” (行政と住民が交わした数少ない合意である)の精神へと県が立ち返るしか、出口はない。
しんぶん赤旗 2019年11月18日(月)
石木ダム反対の連帯 地権者・市民・議員 力強く 長崎で集会
----長崎県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダム事業をめぐり、「石木ダム建設絶対反対同盟」など県内7団体は17日、川棚町公民館で「石木ダムを断念させる全国集会IN川棚」を開催しました。全国各地から約700人が参加しました。
朝日新聞デジタル 2019年11月18日08時30分
沈む故郷描き続ける ダム計画「本当に守りたいものは」
----県、協議続ける姿勢
18日の土地明け渡し期限が過ぎた後、長崎県の中村法道知事は家屋撤去などの行政代執行(強制収用)に踏み切るのか。当面はこうした強制的な手段ではなく、話し合いを通じて住民に「協力」を求めていく、というのが県幹部に共通する見方だ。
ダム建設を巡る行政代執行は過去に例がない。明け渡し期限までに住民が応じなければ、県と佐世保市は知事に行政代執行を請求できる。その判断について中村知事は「選択肢として排除しない」と繰り返している。だが県幹部は「できることなら(知事は代執行を)やりたくないと思っているのでは」と話す。
毎日新聞2019年11月17日 21時05分(最終更新 11月17日 21時55分)
「裏切られた」長崎・石木ダム事業に徹底抗戦する住民の根深い行政不信
----長崎県川棚町で県と佐世保市が計画を進める石木ダム事業は18日、水没予定地の川原(こうばる)地区に住み続ける13世帯の土地・家屋の明け渡し期限を迎えた。19日以降、県は家屋から住民を排除する行政代執行が可能になるが、13世帯に立ち退きの意思はなく徹底抗戦の構えだ。国の事業採択から44年を経て、混迷が深まっている。
以下参考
2019/11/23 08:31ハーバー・ビジネス・オンライン
長崎県の「強制収用」に石木ダム水没予定地住民「誰一人として離れるつもりはない」
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6213007
しんぶん赤旗 2019年11月18日(月)
石木ダム反対の連帯 地権者・市民・議員 力強く 長崎で集会
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-11-18/2019111801_04_1.html
朝日新聞デジタル 2019年11月18日08時30分
沈む故郷描き続ける ダム計画「本当に守りたいものは」
https://digital.asahi.com/articles/ASMCK7JR5MCHTOLB00H.html
デイリー 2019.11.18
長崎・石木ダム「計画断念を」明け渡し期限で反対住民
https://www.daily.co.jp/society/human_interest/2019/11/18/0012886795.shtml
毎日新聞2019年11月17日 21時05分(最終更新 11月17日 21時55分)
「裏切られた」長崎・石木ダム事業に徹底抗戦する住民の根深い行政不信
https://mainichi.jp/articles/20191117/k00/00m/040/183000c
毎日新聞 政治プレミア 2019年11月18日
ダムのためには、家から人を引きずり出す「犠牲」が必要か
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20191009/pol/00m/010
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済