2018-06-18(Mon)
日本貨物航空 全機の運航中止 事実と異なる整備記録
ジャンボ貨物機 翼に注入する潤滑油の量を実際よりも少なく記載 国交省立入りで判明
日本貨物航空(NCA)が16日、ジャンボ貨物機の整備記録に事実と異なる記載が見つかり、他の機体でも同様の問題がある可能性があるとして、一週間程度、全便の運航を一時見合わせると発表した。
整備記録に、翼に注入する潤滑油の量を実際よりも少なく記載していた疑いがあるという。
国交省の立ち入り検査の過程で判明したらしい。
日本貨物航空では、2017年1月と18年3月、鳥との衝突などで機体に大規模な損傷が発生したが、
1件は小さな損傷として報告し、もう1件については報告していなかった。
国交省は今年5月に「航空事故」と認定し、立ち入り検査を実施していた。
同社は、2件とも、しばらくの間修理せずに運航を続け、ほかにも、適切に点検や整備をしていなかったケースがあると指摘されている。
安全軽視も甚だしい。杜撰な整備をなぜ続けたのか。
その背景も含め、解明し再発防止策を講じるまで運航停止を続けるべきではないか。
以下参考
日本経済新聞 2018/6/16 23:00
日本貨物航空が全便停止 貨物事業者に懸念広がる
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31871250W8A610C1EA2000/
朝日新聞デジタル2018年6月16日19時11分
日本貨物航空、全機の運航中止 整備記録、事実と異なる
https://digital.asahi.com/articles/ASL6J54FVL6JUTIL00R.html
日テレNEWS24 2018年5月23日 00:16
「日本貨物航空」に国交省が立ち入り検査
http://www.news24.jp/articles/2018/05/23/07393723.html
LNEWS 2018年05月18日
NCA/定期整備で判断に甘さ、航行中に受けた損傷が航空事故に認定
https://lnews.jp/2018/05/k051811.html
*******************
NCA - 日本貨物航空 2018年6月16日
当社航空機の一時運航停止について
http://www.nca.aero/news/2018/news_20180616.html
2018年4月3日に成田空港で実施した当社航空機(JA14KZ)の機械部品への潤滑油補給に関する整備記録に事実と異なる記載が判明しました。他の航空機の整備記録にも同様の事例があることが否定できないため、安全運航を最優先する観点から、航空機の健全性が確認できるまで、当社が運航する全ての運航便を一時的に停止いたします。(日本時間2018年6月16日の成田空港出発便より順次停止し、6月17日成田空港到着便を以って全ての運航を停止)
詳細については現在調査中であり、航空機の健全性の確認には少なくとも1週間程度を見込んでおります。
この度はお客様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。今後、運航の再開に向けて、安全の確認に全力を尽くして参ります。
お問い合わせ先:総務部 0476-30-3946
NCA - 日本貨物航空 2018年5月23日
弊社機材の航空事故認定について(第2報)
http://www.nca.aero/news/2018/news_20180523.html
弊社運航便について、航行中に受けた損傷が航空事故に認定される事象が発生した件に関連して、2018年5月22日(火)より成田国際空港内の弊社本社において国土交通省による立入検査を受けております。
弊社はこの立入検査に全面的に協力するとともに、原因究明、再発防止の対策に全力を挙げて取り組んで参ります。
関係する皆様にご迷惑、ご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
以 上
NCA - 日本貨物航空 2018年5月18日
弊社機材の航空事故認定について
http://www.nca.aero/news/2018/news_20180518.html
弊社運航便について、航行中に受けた損傷が航空事故に認定される事象が発生しました。概要は下記のとおりです。
関係する皆様にご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことをお詫び申し上げます。本事象の発生を受け、再発防止に全力を挙げて取り組むとともに、更なる安全運航に努めて参ります。
記
1. 発生日/場所(日本時間、以下同様)
(1) 2017年1月22日/シカゴ・オヘア国際空港
(2) 2018年3月27日/ロサンゼルス‐サンフランシスコ間
2. 航空機/便名
(1) ボーイング747-8F型機(機番 JA11KZ)/便名:KZ192 シカゴ‐フランクフルト)
(2) ボーイング747-8F型機(機番 JA13KZ)/便名:KZ109 ロサンゼルス‐サンフランシスコ)
3. 搭乗者
(1) 運航乗務員2名(死傷者なし)
(2) 運航乗務員3名(死傷者なし)
4. 機体の損傷状況
(1) 機体前部の外板に凹み(およそ縦25cm x 横23cm x 深さ0.635cm)※写真1
(2) 機体前部の外板に凹み(およそ縦12cm x 横5cm x 深さ0.025cm)※写真2
5. 概要
(1) 2017年1月22日シカゴ・オヘア空港離陸直後に鳥と衝突したため引き返し、到着後に機体の損傷が確認された。損傷の状況を詳細に点検の上、航空機製造者にも次回の定期整備で修理を実施することで安全上問題ないことを確認し運航した。その後、2017年4月に実施の定期整備において、適切な修理を実施した。その際、その修理箇所の大きさ(およそ縦10㎝ x 横15cm)により「大修理」と区分すべきところ、誤って「小修理」と判断していたことが2018年5月17日に判明したため、航空法に基づき国土交通省に事故報告を行った。
(2) 2018年3月27日にロサンゼルス国際空港を出発し、同28日にサンフランシスコ国際空港到着後の点検時に機体の損傷が確認された。成田空港に到着後、更なる詳細点検の上、航空機製造者にも次回の定期整備で修理を実施することで安全上問題ないことを確認し運航した。その後、2018年5月に実施の定期整備において、適切な修理を実施した。その際、その修理方法(縦通材の切り継ぎ)が「大修理」と区分されたことから、2018年5月17日に航空法に基づき国土交通省に事故報告を行った。
写真1
写真2
以 上
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日本貨物航空(NCA)が16日、ジャンボ貨物機の整備記録に事実と異なる記載が見つかり、他の機体でも同様の問題がある可能性があるとして、一週間程度、全便の運航を一時見合わせると発表した。
整備記録に、翼に注入する潤滑油の量を実際よりも少なく記載していた疑いがあるという。
国交省の立ち入り検査の過程で判明したらしい。
日本貨物航空では、2017年1月と18年3月、鳥との衝突などで機体に大規模な損傷が発生したが、
1件は小さな損傷として報告し、もう1件については報告していなかった。
国交省は今年5月に「航空事故」と認定し、立ち入り検査を実施していた。
同社は、2件とも、しばらくの間修理せずに運航を続け、ほかにも、適切に点検や整備をしていなかったケースがあると指摘されている。
安全軽視も甚だしい。杜撰な整備をなぜ続けたのか。
その背景も含め、解明し再発防止策を講じるまで運航停止を続けるべきではないか。
以下参考
日本経済新聞 2018/6/16 23:00
日本貨物航空が全便停止 貨物事業者に懸念広がる
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31871250W8A610C1EA2000/
朝日新聞デジタル2018年6月16日19時11分
日本貨物航空、全機の運航中止 整備記録、事実と異なる
https://digital.asahi.com/articles/ASL6J54FVL6JUTIL00R.html
日テレNEWS24 2018年5月23日 00:16
「日本貨物航空」に国交省が立ち入り検査
http://www.news24.jp/articles/2018/05/23/07393723.html
LNEWS 2018年05月18日
NCA/定期整備で判断に甘さ、航行中に受けた損傷が航空事故に認定
https://lnews.jp/2018/05/k051811.html
*******************
NCA - 日本貨物航空 2018年6月16日
当社航空機の一時運航停止について
http://www.nca.aero/news/2018/news_20180616.html
2018年4月3日に成田空港で実施した当社航空機(JA14KZ)の機械部品への潤滑油補給に関する整備記録に事実と異なる記載が判明しました。他の航空機の整備記録にも同様の事例があることが否定できないため、安全運航を最優先する観点から、航空機の健全性が確認できるまで、当社が運航する全ての運航便を一時的に停止いたします。(日本時間2018年6月16日の成田空港出発便より順次停止し、6月17日成田空港到着便を以って全ての運航を停止)
詳細については現在調査中であり、航空機の健全性の確認には少なくとも1週間程度を見込んでおります。
この度はお客様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。今後、運航の再開に向けて、安全の確認に全力を尽くして参ります。
お問い合わせ先:総務部 0476-30-3946
NCA - 日本貨物航空 2018年5月23日
弊社機材の航空事故認定について(第2報)
http://www.nca.aero/news/2018/news_20180523.html
弊社運航便について、航行中に受けた損傷が航空事故に認定される事象が発生した件に関連して、2018年5月22日(火)より成田国際空港内の弊社本社において国土交通省による立入検査を受けております。
弊社はこの立入検査に全面的に協力するとともに、原因究明、再発防止の対策に全力を挙げて取り組んで参ります。
関係する皆様にご迷惑、ご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
以 上
NCA - 日本貨物航空 2018年5月18日
弊社機材の航空事故認定について
http://www.nca.aero/news/2018/news_20180518.html
弊社運航便について、航行中に受けた損傷が航空事故に認定される事象が発生しました。概要は下記のとおりです。
関係する皆様にご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことをお詫び申し上げます。本事象の発生を受け、再発防止に全力を挙げて取り組むとともに、更なる安全運航に努めて参ります。
記
1. 発生日/場所(日本時間、以下同様)
(1) 2017年1月22日/シカゴ・オヘア国際空港
(2) 2018年3月27日/ロサンゼルス‐サンフランシスコ間
2. 航空機/便名
(1) ボーイング747-8F型機(機番 JA11KZ)/便名:KZ192 シカゴ‐フランクフルト)
(2) ボーイング747-8F型機(機番 JA13KZ)/便名:KZ109 ロサンゼルス‐サンフランシスコ)
3. 搭乗者
(1) 運航乗務員2名(死傷者なし)
(2) 運航乗務員3名(死傷者なし)
4. 機体の損傷状況
(1) 機体前部の外板に凹み(およそ縦25cm x 横23cm x 深さ0.635cm)※写真1
(2) 機体前部の外板に凹み(およそ縦12cm x 横5cm x 深さ0.025cm)※写真2
5. 概要
(1) 2017年1月22日シカゴ・オヘア空港離陸直後に鳥と衝突したため引き返し、到着後に機体の損傷が確認された。損傷の状況を詳細に点検の上、航空機製造者にも次回の定期整備で修理を実施することで安全上問題ないことを確認し運航した。その後、2017年4月に実施の定期整備において、適切な修理を実施した。その際、その修理箇所の大きさ(およそ縦10㎝ x 横15cm)により「大修理」と区分すべきところ、誤って「小修理」と判断していたことが2018年5月17日に判明したため、航空法に基づき国土交通省に事故報告を行った。
(2) 2018年3月27日にロサンゼルス国際空港を出発し、同28日にサンフランシスコ国際空港到着後の点検時に機体の損傷が確認された。成田空港に到着後、更なる詳細点検の上、航空機製造者にも次回の定期整備で修理を実施することで安全上問題ないことを確認し運航した。その後、2018年5月に実施の定期整備において、適切な修理を実施した。その際、その修理方法(縦通材の切り継ぎ)が「大修理」と区分されたことから、2018年5月17日に航空法に基づき国土交通省に事故報告を行った。
写真1
写真2
以 上
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済