2020-01-09(Thu)
羽田新ルート 異常な急降下着陸 理由は米軍基地
民間機に大事故のリスク 国際基率超える角度3・5度。撤回を
しんぶん赤旗 日曜版 2019年12月22日号
羽田新ルート 異常な急降下着陸 理由は米軍基地
----旅客機が都心上空を低空飛行する羽田空港の新飛行ルートで重大疑惑です。国土交通省が、滑走路へ降下する角度(降下角)を世界標準の3度から危険とされる3・5度へと引き上げたのは、米軍が管理する「横田空域」が理由だった-。そんな疑いが編集部入手の大手航空会社内部資料から出てきました。事実とすれば国民の安全よりも米軍を優先したもので、国交省の責任が問われます。


以下参考
しんぶん赤旗 2020年1月8日首都圏版
羽田新ルート 川崎コンビナート低空飛行 大量の可燃性・毒ガス密集 大惨事の危険性も
----東京五輪・パラリンピックに合わせ、羽田空港を離着陸する国際線増便のためとして、3月末から運用される都心上空を通る新飛行ルートに、各地で騒音・落下物への懸念が強まっています。川崎市では騒音に加え、コンビナート地域上空での低空飛行という大きな問題があります。

しんぶん赤旗 日曜版 2019年12月22日号
羽田新ルート 異常な急降下着陸 理由は米軍基地
旅客機が都心上空を低空飛行する羽田空港の新飛行ルートで重大疑惑です。国土交通省が、滑走路へ降下する角度(降下角)を世界標準の3度から危険とされる3・5度へと引き上げたのは、米軍が管理する「横田空域」が理由だった-。そんな疑いが編集部入手の大手航空会社内部資料から出てきました。事実とすれば国民の安全よりも米軍を優先したもので、国交省の責任が問われます。 安岡伸通記者
「横田空域」優先で空の安全売り渡す
横田空域は、東京西部にある米空軍横田基地を中心に神奈川県や静岡県、北は新潟県まで1都9県にまたがる広大な空域。米軍が管理しています。新ルートのうち、南風好天時で四つある滑走路のうちA滑走路に着陸する場合、さいたま市上空から横田空域に入り、東京都中野区上空で同空域を出るコースとなっています。(図)
国交省が降下角引き上げを表明したのは8月7日。「3・5度にできるかぎり引き上げることによって、飛行高度の引き上げ、騒音影響の低減を図る」と説明していました。しかし編集部が入手した大手航空会社の内部資料には別の理由が…。
「(着陸への最終進入開始点が)横田空域内に位置している事に起因しており、横田空域内のTraffic(飛行する航空機)と垂直間隔を確保する必要がある」
横田空域内を飛行する米軍機などと間隔をあけるには、中野区上空にあたる最終進入開始点で、3800?(約1160m)以上の高さを確保する必要がある。だから約3・5度に引き上げなければならない-。というのです。
航空評論家の杉江弘さん(元日本航空機長)は指摘します。
「降下角3・5度は危険です。国交省が国民や乗客の安全よりも米軍を優先したのなら、日本の空の安全を米軍に売り渡す背信行為と言わざるをえません」
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しんぶん赤旗 日曜版 2019年12月22日号
羽田新ルート 異常な急降下着陸 理由は米軍基地
----旅客機が都心上空を低空飛行する羽田空港の新飛行ルートで重大疑惑です。国土交通省が、滑走路へ降下する角度(降下角)を世界標準の3度から危険とされる3・5度へと引き上げたのは、米軍が管理する「横田空域」が理由だった-。そんな疑いが編集部入手の大手航空会社内部資料から出てきました。事実とすれば国民の安全よりも米軍を優先したもので、国交省の責任が問われます。


以下参考
しんぶん赤旗 2020年1月8日首都圏版
羽田新ルート 川崎コンビナート低空飛行 大量の可燃性・毒ガス密集 大惨事の危険性も
----東京五輪・パラリンピックに合わせ、羽田空港を離着陸する国際線増便のためとして、3月末から運用される都心上空を通る新飛行ルートに、各地で騒音・落下物への懸念が強まっています。川崎市では騒音に加え、コンビナート地域上空での低空飛行という大きな問題があります。

しんぶん赤旗 日曜版 2019年12月22日号
羽田新ルート 異常な急降下着陸 理由は米軍基地
旅客機が都心上空を低空飛行する羽田空港の新飛行ルートで重大疑惑です。国土交通省が、滑走路へ降下する角度(降下角)を世界標準の3度から危険とされる3・5度へと引き上げたのは、米軍が管理する「横田空域」が理由だった-。そんな疑いが編集部入手の大手航空会社内部資料から出てきました。事実とすれば国民の安全よりも米軍を優先したもので、国交省の責任が問われます。 安岡伸通記者
「横田空域」優先で空の安全売り渡す
横田空域は、東京西部にある米空軍横田基地を中心に神奈川県や静岡県、北は新潟県まで1都9県にまたがる広大な空域。米軍が管理しています。新ルートのうち、南風好天時で四つある滑走路のうちA滑走路に着陸する場合、さいたま市上空から横田空域に入り、東京都中野区上空で同空域を出るコースとなっています。(図)
国交省が降下角引き上げを表明したのは8月7日。「3・5度にできるかぎり引き上げることによって、飛行高度の引き上げ、騒音影響の低減を図る」と説明していました。しかし編集部が入手した大手航空会社の内部資料には別の理由が…。
「(着陸への最終進入開始点が)横田空域内に位置している事に起因しており、横田空域内のTraffic(飛行する航空機)と垂直間隔を確保する必要がある」
横田空域内を飛行する米軍機などと間隔をあけるには、中野区上空にあたる最終進入開始点で、3800?(約1160m)以上の高さを確保する必要がある。だから約3・5度に引き上げなければならない-。というのです。
航空評論家の杉江弘さん(元日本航空機長)は指摘します。
「降下角3・5度は危険です。国交省が国民や乗客の安全よりも米軍を優先したのなら、日本の空の安全を米軍に売り渡す背信行為と言わざるをえません」
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済