2018-08-03(Fri)
大成建設 建設現場 熱中症対策・パワハラ防げ
国交省 自治体・業界団体に要請 全建総連 「丸の内3―2計画」建設現場前で宣伝
猛暑日が続き、熱中症による被害が連日報道されている。
建設工事現場で働く労働者にとっては、熱中症対策は生死にかかわる重大問題だ。
「休憩所に冷房がない」「熱中症で何人も倒れている」
「朝礼の場所も詰所も、ものすごい暑さだし、大成の監督が現場を回って写真を撮って、まるで監視をされているような雰囲気。不安全行為があればすぐに出入り禁止にされてしまう」
「3人が亡くなってから、工期が大幅に遅れているようで、店舗の工事も無理やりに入っている状態。他の職方の道具がたくさん置いてあり、仕事がやりづらかった」など、劣悪な現場の環境が報告されている。
建設労働者でつくる全建総連・首都圏の土建の労組は、大成建設が施工する「丸の内3―2計画」の現場で、熱中症対策やパワハラ防止を求めて宣伝している。
国交省は、「工事現場等の安全対策について」とした通知を地方自治体や建設業界に対して要請している。
熱中症対策では、17年策定の「建設現場における熱中症対策事例集」の活用を呼び掛けている。
大成建設が施工する「丸の内3―2計画」の工事現場では、昨年3名の死亡事故を起こしている。
ここには、特別の体制もとって、事故の検証はもちろん、熱中症対策に取り組んでもらいたい。
以下参考
日刊建設工業新聞 [2018年8月3日2面]
国交省/建設現場の熱中症対策、自治体・業界団体に要請/直轄の取り組み周知
https://www.decn.co.jp/?p=101534
しんぶん赤旗 2018年8月3日【国民運動】
全建総連 大成建設現場前で宣伝 熱中症対策・パワハラ防げ
https://www.akahata-digital.press/article/article/20180803-0507
*********************
国土交通省発注工事における熱中症対策について
~建設現場の現場環境改善に向けて~
平成29年3月31日
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000409.html
平成27年の建設業における熱中症による死亡者は11人で、業種別で最も多く発生しており、全体の約4割を占めております※。
このような状況を踏まえ、国土交通省では各基準を改定するとともに、建設現場における熱中症対策をまとめた事例集を作成しました。
今後は、本事例集を活用し国土交通省発注工事における熱中症対策を進めていきます。
※厚生労働省 平成27年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」
【国土交通省における熱中症対策について】
1.土木工事安全施工技術指針の改定
平成21 年の改定以降、8 年ぶりの改定を実施し、熱中症対策として「高温多湿な作業環境下での必要な措置」の項目を新設
2.建設現場における熱中症対策事例集
各地方整備局等で採用された事例を収集し、その中から参考になる例を記載するとともに、熱中症についての知識や認識を深められるように各種情報も利用しやすいように取りまとめた
【参考】現場環境改善費への熱中症予防の明記(H29.3.10記者発表 「平成29年度 国土交通省土木工事・業務の積算基準等の改定」より)
従来、「イメージアップ経費」として計上していた費用について、「現場環境改善費」と名称を改め、最新の実績データに基づき経費率を見直すとともに、安全関係の計上項目として熱中症予防が含まれることを明記
国土交通省としては、こうした熱中症対策を含めi-Constructionの導入、適正な賃金水準の確保などの働き方改革を推進し、女性も含めたすべての建設労働者が働きやすい労働環境の実現に努めてまいります。
添付資料
記者発表資料(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001179490.pdf
【参考資料】国土交通省における熱中症対策について(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001179489.pdf
建設現場における熱中症対策事例集(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001179488.pdf
お問い合わせ先
大臣官房技術調査課TEL:03-5253-8111 (内線22333) 直通 03-5253-8221 FAX:03-5253-1536
**************************
朝日新聞デジタル2017年8月11日22時49分
ビル工事現場の5階から地下3階に転落、3人死亡 東京
https://digital.asahi.com/articles/ASK8C63BJK8CUTIL00S.html
機関紙「埼玉土建」 | 2018/08/02
5度目の丸の内3-2計画現場前宣伝
5度目の丸の内3-2計画現場前宣伝
8月2日の朝9時から、丸の内3-2計画現場前宣伝がおこなわれました。
今日は大成建設の村田社長が現場に訪れ、状況を視察するということで、参加した仲間も「直接現場の劣悪な環境や、パワハラの実態を伝える」と意気ごみ、宣伝行動をおこないました。
機関紙「埼玉土建」 | 2018/07/27
過去最低の現場 ~丸の内3-2計画現場前宣伝行動過去最低の現場 ~丸の内3-2計画現場前宣伝行動
劣悪な環境の告発が次々と
「丸の内の現場は、本当にひどい」上尾伊奈支部の仲間は、ひと月ほど前に2日間、ビル内の店舗の工事で丸の内3-2計画現場に入りました。「朝礼の場所も詰所も、ものすごい暑さだし、大成の監督が現場を回って写真を撮って、まるで監視をされているような雰囲気。不安全行為があればすぐに出入り禁止にされてしまう」「3人が亡くなってから、工期が大幅に遅れているようで、店舗の工事も無理やりに入っている状態。他の職方の道具がたくさん置いてあり、仕事がやりづらかった」と、劣悪な現場の環境を語ってくれました。
7月26日(木)、昨年作業員3人が亡くなった事故の起きた、大成建設が施工する、東京の丸の内3-2計画現場前で、宣伝行動がおこなわれました。この取り組みは、首都圏の組合員から「この時期に詰所にクーラーもなく、監督からの暴言など、現場環境が劣悪すぎて、このままでは死者が出てしまう」という要請を受けて取り組まれたもので、7月13日、17日に続き3回目の宣伝となります。
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猛暑日が続き、熱中症による被害が連日報道されている。
建設工事現場で働く労働者にとっては、熱中症対策は生死にかかわる重大問題だ。
「休憩所に冷房がない」「熱中症で何人も倒れている」
「朝礼の場所も詰所も、ものすごい暑さだし、大成の監督が現場を回って写真を撮って、まるで監視をされているような雰囲気。不安全行為があればすぐに出入り禁止にされてしまう」
「3人が亡くなってから、工期が大幅に遅れているようで、店舗の工事も無理やりに入っている状態。他の職方の道具がたくさん置いてあり、仕事がやりづらかった」など、劣悪な現場の環境が報告されている。
建設労働者でつくる全建総連・首都圏の土建の労組は、大成建設が施工する「丸の内3―2計画」の現場で、熱中症対策やパワハラ防止を求めて宣伝している。
国交省は、「工事現場等の安全対策について」とした通知を地方自治体や建設業界に対して要請している。
熱中症対策では、17年策定の「建設現場における熱中症対策事例集」の活用を呼び掛けている。
大成建設が施工する「丸の内3―2計画」の工事現場では、昨年3名の死亡事故を起こしている。
ここには、特別の体制もとって、事故の検証はもちろん、熱中症対策に取り組んでもらいたい。
以下参考
日刊建設工業新聞 [2018年8月3日2面]
国交省/建設現場の熱中症対策、自治体・業界団体に要請/直轄の取り組み周知
https://www.decn.co.jp/?p=101534
しんぶん赤旗 2018年8月3日【国民運動】
全建総連 大成建設現場前で宣伝 熱中症対策・パワハラ防げ
https://www.akahata-digital.press/article/article/20180803-0507
*********************
国土交通省発注工事における熱中症対策について
~建設現場の現場環境改善に向けて~
平成29年3月31日
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000409.html
平成27年の建設業における熱中症による死亡者は11人で、業種別で最も多く発生しており、全体の約4割を占めております※。
このような状況を踏まえ、国土交通省では各基準を改定するとともに、建設現場における熱中症対策をまとめた事例集を作成しました。
今後は、本事例集を活用し国土交通省発注工事における熱中症対策を進めていきます。
※厚生労働省 平成27年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」
【国土交通省における熱中症対策について】
1.土木工事安全施工技術指針の改定
平成21 年の改定以降、8 年ぶりの改定を実施し、熱中症対策として「高温多湿な作業環境下での必要な措置」の項目を新設
2.建設現場における熱中症対策事例集
各地方整備局等で採用された事例を収集し、その中から参考になる例を記載するとともに、熱中症についての知識や認識を深められるように各種情報も利用しやすいように取りまとめた
【参考】現場環境改善費への熱中症予防の明記(H29.3.10記者発表 「平成29年度 国土交通省土木工事・業務の積算基準等の改定」より)
従来、「イメージアップ経費」として計上していた費用について、「現場環境改善費」と名称を改め、最新の実績データに基づき経費率を見直すとともに、安全関係の計上項目として熱中症予防が含まれることを明記
国土交通省としては、こうした熱中症対策を含めi-Constructionの導入、適正な賃金水準の確保などの働き方改革を推進し、女性も含めたすべての建設労働者が働きやすい労働環境の実現に努めてまいります。
添付資料
記者発表資料(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001179490.pdf
【参考資料】国土交通省における熱中症対策について(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001179489.pdf
建設現場における熱中症対策事例集(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001179488.pdf
お問い合わせ先
大臣官房技術調査課TEL:03-5253-8111 (内線22333) 直通 03-5253-8221 FAX:03-5253-1536
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朝日新聞デジタル2017年8月11日22時49分
ビル工事現場の5階から地下3階に転落、3人死亡 東京
https://digital.asahi.com/articles/ASK8C63BJK8CUTIL00S.html
機関紙「埼玉土建」 | 2018/08/02
5度目の丸の内3-2計画現場前宣伝
5度目の丸の内3-2計画現場前宣伝
8月2日の朝9時から、丸の内3-2計画現場前宣伝がおこなわれました。
今日は大成建設の村田社長が現場に訪れ、状況を視察するということで、参加した仲間も「直接現場の劣悪な環境や、パワハラの実態を伝える」と意気ごみ、宣伝行動をおこないました。
機関紙「埼玉土建」 | 2018/07/27
過去最低の現場 ~丸の内3-2計画現場前宣伝行動過去最低の現場 ~丸の内3-2計画現場前宣伝行動
劣悪な環境の告発が次々と
「丸の内の現場は、本当にひどい」上尾伊奈支部の仲間は、ひと月ほど前に2日間、ビル内の店舗の工事で丸の内3-2計画現場に入りました。「朝礼の場所も詰所も、ものすごい暑さだし、大成の監督が現場を回って写真を撮って、まるで監視をされているような雰囲気。不安全行為があればすぐに出入り禁止にされてしまう」「3人が亡くなってから、工期が大幅に遅れているようで、店舗の工事も無理やりに入っている状態。他の職方の道具がたくさん置いてあり、仕事がやりづらかった」と、劣悪な現場の環境を語ってくれました。
7月26日(木)、昨年作業員3人が亡くなった事故の起きた、大成建設が施工する、東京の丸の内3-2計画現場前で、宣伝行動がおこなわれました。この取り組みは、首都圏の組合員から「この時期に詰所にクーラーもなく、監督からの暴言など、現場環境が劣悪すぎて、このままでは死者が出てしまう」という要請を受けて取り組まれたもので、7月13日、17日に続き3回目の宣伝となります。
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済