2020-03-27(Fri)
下関北九州道路 「橋が妥当」 国交省調査結果
「忖度」道路 利益誘導批判 必要性疑問視する声も
第2回下関北九州道路計画検討会の開催結果概要(令和2年3月26日)
http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/n-kisyahappyou/r1/200327_gaiyou.pdf
日本経済新聞 2020/3/26 19:24
下関北九州道「橋が妥当」 国交省調査、検討会で報告
----山口県下関市と北九州市を新たに結ぶ「下関北九州道路」の整備構想について国土交通省は26日、「橋が妥当」とする調査結果をまとめたと発表した。国交省の担当者は「地質調査で、活断層が存在する可能性があることが分かった。より柔軟な対応が可能なのはトンネルではなく橋だ」と説明した。
毎日新聞2020年3月26日 11時57分(最終更新 3月26日 12時27分)
副国交相が忖度発言… 下関北九州道路「橋りょう案が妥当」 国交省調査結果
----山口県下関市と北九州市を橋かトンネルで結ぶ下関北九州道路(下北道路)の建設計画を巡り、国土交通省は26日、「橋りょう案が妥当」とする調査結果をまとめた。災害時の対応やコスト、工期などから海底トンネルより橋の方が「現実的」と判断した。福岡市内で同日開かれた、同省や地元自治体でつくる計画検討会の会合で報告された。国交省は今後、環境影響評価などを経て国の事業採択を目指すことにしており、関門トンネルと関門橋に続く3本目の関門ルート計画が一歩前進することになった。
----下北道路については、老朽化している関門トンネルや関門橋の代替ルートとしての役割が期待される一方、必要性を疑問視する声も出ている。19年4月には、塚田一郎副国交相(当時)が福岡県知事選の応援演説で、下関が地元の安倍晋三首相と、福岡県が地元の麻生太郎副総理兼財務相の意向を「忖度(そんたく)した」と発言。利益誘導とも取れる発言が批判を浴び、引責辞任した。
以下参考
第2回下関北九州道路計画検討会の開催結果概要
http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/n-kisyahappyou/r1/200327_gaiyou.pdf
令和2年3月26日(木)
国土交通省、山口県、福岡県、北九州市、下関市は、今回の計画検討会において、以下のとおり意見交換及び確認した。
1. 下関北九州道路の整備効果について
○広域的な視点から、我が国の自動車産業や農業・畜産業等の経済活動の活性化、災害時や通行止時の代替機能の確保等の整備効果について報告がなされた。
○地域的な視点から、関門トンネルを含む国道2号及び国道3号等の渋滞緩和、下関市と北九州市のアクセス向上や地域連携強化等の効果について報告がなされた。
2. 概略ルートの検討について
○地域の状況、接続部やアクセス道路の課題等を確認した。
○計画検討上の制約条件、概略ルートの特徴について確認した。
3. 海上部の概略構造の検討について
○地質、気象、海象等の調査、有識者への意見聴取結果等を踏まえ、海上部の概略構造の検討に必要な条件等を確認した。
○地域が重視する道路交通等へ与える影響、海上部の概略構造における適用可能性等の検討を踏まえ、橋梁案が妥当であることを確認した。
4. 民間資金を活用した整備手法の検討について
○先進類似事例を収集・整理し、民間活力導入にあたっての課題等を確認した。
○引き続き、事例調査、事業スキーム検討等を実施することを確認した。
5. その他
○国・地域による調査における客観性・透明性確保等の観点から、今後更なる計画の具体化に向けた概略ルート・構造の検討を図るため、早期に計画段階評価に着手すべきとの意見が出された。
○下関地域の広域ネットワークの早期具体化が、下関北九州道路の更なる効果発現に 寄与するとの意見が出された。
○サウンディング調査等による民間活力の導入可能性の検討については、 概略ルート・構造を確定させた上で実施すべきとの意見が出された。
○引き続き、国と地域が協力し、スピード感をもって検討を進めることを確認した。
以 上
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下関北九州道路計画検討会の開催について
令和2年3月25日
http://www.qsr.mlit.go.jp/press_release/r1/20032501.html
○下関北九州道路は、既存道路ネットワークの課題の解消や関門トンネル・関門橋の代替機能の確保、さらには循環型ネットワーク形成による関門地域の一体的発展を目的として検討を進めている道路です。
○今年度から、直轄調査に着手し、地元の地方公共団体と協力しつつ、下関北九州道路の計画の具体化に向けた必要な検討を行う場として「下関北九州道路計画検討会」を設立しました。
○今回、2回目の計画検討会を以下の通り開催しますので、お知らせします。
日 時
令和2年3月26日(木)9:30~10:30
場 所
福岡第二合同庁舎 2階会議室
(福岡県博多区博多駅東2丁目10-7)
構成機関
国土交通省中国地方整備局、国土交通省九州地方整備局
山口県、福岡県、北九州市、下関市
議 事
1.今年度の検討結果について
2.その他
※本検討会は非公開ですが頭撮りは可能です。会議の結果は、会議終了後に説明します。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、報道関係者のみを対象とさせていただきますが、次の事項にご協力をお願い致します。
・発熱等、風邪の症状が見られる場合や体調に不安のある場合は、来場をご遠慮ください。
・会議室入り口に消毒用アルコールを設置致しますので、手指消毒にご利用ください。
・会場内では、咳エチケットの徹底をお願い致します。
※取材を希望される方は、別紙取材申し込みFAX 表にて、事前に申し込みください。
※当日の資料・議事概要は後日、国土交通省ホームページにて公開する予定です。
添付資料
記者発表資料【PDF】
http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/n-kisyahappyou/r1/20032501.pdf
開催結果概要【PDF】
http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/n-kisyahappyou/r1/200327_gaiyou.pdf
お問い合わせ
国土交通省 中国地方整備局 道路部
道路計画課長 TEL:082-511-6301(直通)
国土交通省 九州地方整備局 道路部
道路計画第一課長 TEL:092-476-3529(直通)
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日本経済新聞 2020/3/26 19:24
下関北九州道「橋が妥当」 国交省調査、検討会で報告
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57278260W0A320C2LC0000/
毎日新聞2020年3月26日 11時57分(最終更新 3月26日 12時27分)
副国交相が忖度発言… 下関北九州道路「橋りょう案が妥当」 国交省調査結果
https://mainichi.jp/articles/20200326/k00/00m/040/087000c
毎日新聞2019年5月22日 東京朝刊
質問なるほドリ
「下関北九州道路」どうなった? 国の調査が開始、実現可能性高まる=回答・松本惇
https://mainichi.jp/articles/20190522/ddm/003/070/041000c
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第2回下関北九州道路計画検討会の開催結果概要(令和2年3月26日)
http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/n-kisyahappyou/r1/200327_gaiyou.pdf
日本経済新聞 2020/3/26 19:24
下関北九州道「橋が妥当」 国交省調査、検討会で報告
----山口県下関市と北九州市を新たに結ぶ「下関北九州道路」の整備構想について国土交通省は26日、「橋が妥当」とする調査結果をまとめたと発表した。国交省の担当者は「地質調査で、活断層が存在する可能性があることが分かった。より柔軟な対応が可能なのはトンネルではなく橋だ」と説明した。
毎日新聞2020年3月26日 11時57分(最終更新 3月26日 12時27分)
副国交相が忖度発言… 下関北九州道路「橋りょう案が妥当」 国交省調査結果
----山口県下関市と北九州市を橋かトンネルで結ぶ下関北九州道路(下北道路)の建設計画を巡り、国土交通省は26日、「橋りょう案が妥当」とする調査結果をまとめた。災害時の対応やコスト、工期などから海底トンネルより橋の方が「現実的」と判断した。福岡市内で同日開かれた、同省や地元自治体でつくる計画検討会の会合で報告された。国交省は今後、環境影響評価などを経て国の事業採択を目指すことにしており、関門トンネルと関門橋に続く3本目の関門ルート計画が一歩前進することになった。
----下北道路については、老朽化している関門トンネルや関門橋の代替ルートとしての役割が期待される一方、必要性を疑問視する声も出ている。19年4月には、塚田一郎副国交相(当時)が福岡県知事選の応援演説で、下関が地元の安倍晋三首相と、福岡県が地元の麻生太郎副総理兼財務相の意向を「忖度(そんたく)した」と発言。利益誘導とも取れる発言が批判を浴び、引責辞任した。
以下参考
第2回下関北九州道路計画検討会の開催結果概要
http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/n-kisyahappyou/r1/200327_gaiyou.pdf
令和2年3月26日(木)
国土交通省、山口県、福岡県、北九州市、下関市は、今回の計画検討会において、以下のとおり意見交換及び確認した。
1. 下関北九州道路の整備効果について
○広域的な視点から、我が国の自動車産業や農業・畜産業等の経済活動の活性化、災害時や通行止時の代替機能の確保等の整備効果について報告がなされた。
○地域的な視点から、関門トンネルを含む国道2号及び国道3号等の渋滞緩和、下関市と北九州市のアクセス向上や地域連携強化等の効果について報告がなされた。
2. 概略ルートの検討について
○地域の状況、接続部やアクセス道路の課題等を確認した。
○計画検討上の制約条件、概略ルートの特徴について確認した。
3. 海上部の概略構造の検討について
○地質、気象、海象等の調査、有識者への意見聴取結果等を踏まえ、海上部の概略構造の検討に必要な条件等を確認した。
○地域が重視する道路交通等へ与える影響、海上部の概略構造における適用可能性等の検討を踏まえ、橋梁案が妥当であることを確認した。
4. 民間資金を活用した整備手法の検討について
○先進類似事例を収集・整理し、民間活力導入にあたっての課題等を確認した。
○引き続き、事例調査、事業スキーム検討等を実施することを確認した。
5. その他
○国・地域による調査における客観性・透明性確保等の観点から、今後更なる計画の具体化に向けた概略ルート・構造の検討を図るため、早期に計画段階評価に着手すべきとの意見が出された。
○下関地域の広域ネットワークの早期具体化が、下関北九州道路の更なる効果発現に 寄与するとの意見が出された。
○サウンディング調査等による民間活力の導入可能性の検討については、 概略ルート・構造を確定させた上で実施すべきとの意見が出された。
○引き続き、国と地域が協力し、スピード感をもって検討を進めることを確認した。
以 上
--------------------------------
下関北九州道路計画検討会の開催について
令和2年3月25日
http://www.qsr.mlit.go.jp/press_release/r1/20032501.html
○下関北九州道路は、既存道路ネットワークの課題の解消や関門トンネル・関門橋の代替機能の確保、さらには循環型ネットワーク形成による関門地域の一体的発展を目的として検討を進めている道路です。
○今年度から、直轄調査に着手し、地元の地方公共団体と協力しつつ、下関北九州道路の計画の具体化に向けた必要な検討を行う場として「下関北九州道路計画検討会」を設立しました。
○今回、2回目の計画検討会を以下の通り開催しますので、お知らせします。
日 時
令和2年3月26日(木)9:30~10:30
場 所
福岡第二合同庁舎 2階会議室
(福岡県博多区博多駅東2丁目10-7)
構成機関
国土交通省中国地方整備局、国土交通省九州地方整備局
山口県、福岡県、北九州市、下関市
議 事
1.今年度の検討結果について
2.その他
※本検討会は非公開ですが頭撮りは可能です。会議の結果は、会議終了後に説明します。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、報道関係者のみを対象とさせていただきますが、次の事項にご協力をお願い致します。
・発熱等、風邪の症状が見られる場合や体調に不安のある場合は、来場をご遠慮ください。
・会議室入り口に消毒用アルコールを設置致しますので、手指消毒にご利用ください。
・会場内では、咳エチケットの徹底をお願い致します。
※取材を希望される方は、別紙取材申し込みFAX 表にて、事前に申し込みください。
※当日の資料・議事概要は後日、国土交通省ホームページにて公開する予定です。
添付資料
記者発表資料【PDF】
http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/n-kisyahappyou/r1/20032501.pdf
開催結果概要【PDF】
http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/n-kisyahappyou/r1/200327_gaiyou.pdf
お問い合わせ
国土交通省 中国地方整備局 道路部
道路計画課長 TEL:082-511-6301(直通)
国土交通省 九州地方整備局 道路部
道路計画第一課長 TEL:092-476-3529(直通)
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日本経済新聞 2020/3/26 19:24
下関北九州道「橋が妥当」 国交省調査、検討会で報告
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57278260W0A320C2LC0000/
毎日新聞2020年3月26日 11時57分(最終更新 3月26日 12時27分)
副国交相が忖度発言… 下関北九州道路「橋りょう案が妥当」 国交省調査結果
https://mainichi.jp/articles/20200326/k00/00m/040/087000c
毎日新聞2019年5月22日 東京朝刊
質問なるほドリ
「下関北九州道路」どうなった? 国の調査が開始、実現可能性高まる=回答・松本惇
https://mainichi.jp/articles/20190522/ddm/003/070/041000c
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済