2020-08-05(Wed)
球磨川の治水対策 11年間「放置」の謎 ダムあれば被害防げたか疑問
多発する“豪雨”にどう立ち向かう? 「流域治水」も課題山積 利水ダム 事前の放流難しく
日本経済新聞 2020/8/4 20:26 (2020/8/5 6:22更新)
利水ダム、事前の放流難しく 球磨川で想定外雨量
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62295430U0A800C2CC1000/
----九州などを襲った7月の豪雨で、農業用などの「利水ダム」が初めて本格的に洪水対策で使われた。大雨が降る前に容量を確保しておくため、33基が事前放流を実施したが、被害が大きかった球磨川水系(熊本県)では想定外の雨量に実施が間に合わなかった。国土交通省は課題を検証する。
7月4日未明に大雨特別警報が出た球磨川上流。流域最大で利水と治水機能を併せ持つ多目的ダム「市房ダム」(熊本県水上村)など、6基のダムは河川を管理する国交省と「洪水の恐れがある場合に利水用の水も事前放流する」ことで合意していたが、実際には行われなかった。
毎日新聞2020年8月4日 16時26分(最終更新 8月4日 18時55分)
球磨川の治水対策、11年間「放置」の謎 ダムあれば九州豪雨の被害防げた?
https://mainichi.jp/articles/20200804/k00/00m/040/108000c
----4日で発生から1カ月となった九州豪雨。最も被害の大きかった熊本県では、1級河川・球磨(くま)川の氾濫により多くの命が奪われた。支流の川辺川に予定されていたダム建設が旧民主党政権時代の2009年に中止された後、流域の治水論議は停滞していた。過去に何度も氾濫し「暴れ川」の異名を持つ球磨川の治水対策が11年もの間事実上放置されたのはなぜなのか。また、ダムがあれば被害は防げたのだろうか。
----川辺川ダム建設に反対してきた新潟大の大熊孝名誉教授(河川工学)も、ダムで人吉の氾濫水量を減らせた可能性は認めるが「何千億円もかけ『氾濫水量を減らせた』だけでは許されない」と指摘。下流から先に雨量が増えた今回のようなケースでは、ダムがあっても人吉より下流では効果はなかったとして「ダムは雨の降り方に左右される不安定な治水施設で、緊急放流の可能性もある。ダムに頼らない治水を徹底して議論すべきだ」と訴える。
ビジネス+IT 2020/08/05
多発する“豪雨”にどう立ち向かう? 国交省の「流域治水」に課題山積のワケ
----7月に九州を襲った豪雨は熊本県の球磨川を氾濫させて67人の死者、行方不明者を出すなど流域の地方自治体に大きな被害をもたらした。国土交通省は気候変動による雨量の急激な増加が全国で水害を多発させているとみて、一級水系の流域全体で治水のあり方を考える新プロジェクトをスタートさせるが、球磨川水系では2009年に中止されたダムがあれば、水害を防げたとする声がインターネット上で拡大し、混迷を深めている。星槎大共生科学部の保屋野初子教授(環境社会学)は「これだけの雨が降ればダムで水害を防ぐのは難しかったのではないか。気候変動を見据えた新たな治水対策が必要だ」とみている。
以下参考
日本経済新聞 2020/8/4 20:26 (2020/8/5 6:22更新)
利水ダム、事前の放流難しく 球磨川で想定外雨量
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62295430U0A800C2CC1000/
毎日新聞2020年8月4日 16時26分(最終更新 8月4日 18時55分)
球磨川の治水対策、11年間「放置」の謎 ダムあれば九州豪雨の被害防げた?
https://mainichi.jp/articles/20200804/k00/00m/040/108000c
ビジネス+IT 2020/08/05
多発する“豪雨”にどう立ち向かう? 国交省の「流域治水」に課題山積のワケ
https://www.sbbit.jp/article/cont1/39860
Yahooニュース 2020/8/3(月) 8:33配信 週刊SPA!
熊本豪雨で考える日本のダム。川辺川ダムがあれば被害は防げたのか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fe623c0906f395be4a5b34e1a5ecca122f060f4
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日本経済新聞 2020/8/4 20:26 (2020/8/5 6:22更新)
利水ダム、事前の放流難しく 球磨川で想定外雨量
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62295430U0A800C2CC1000/
----九州などを襲った7月の豪雨で、農業用などの「利水ダム」が初めて本格的に洪水対策で使われた。大雨が降る前に容量を確保しておくため、33基が事前放流を実施したが、被害が大きかった球磨川水系(熊本県)では想定外の雨量に実施が間に合わなかった。国土交通省は課題を検証する。
7月4日未明に大雨特別警報が出た球磨川上流。流域最大で利水と治水機能を併せ持つ多目的ダム「市房ダム」(熊本県水上村)など、6基のダムは河川を管理する国交省と「洪水の恐れがある場合に利水用の水も事前放流する」ことで合意していたが、実際には行われなかった。
毎日新聞2020年8月4日 16時26分(最終更新 8月4日 18時55分)
球磨川の治水対策、11年間「放置」の謎 ダムあれば九州豪雨の被害防げた?
https://mainichi.jp/articles/20200804/k00/00m/040/108000c
----4日で発生から1カ月となった九州豪雨。最も被害の大きかった熊本県では、1級河川・球磨(くま)川の氾濫により多くの命が奪われた。支流の川辺川に予定されていたダム建設が旧民主党政権時代の2009年に中止された後、流域の治水論議は停滞していた。過去に何度も氾濫し「暴れ川」の異名を持つ球磨川の治水対策が11年もの間事実上放置されたのはなぜなのか。また、ダムがあれば被害は防げたのだろうか。
----川辺川ダム建設に反対してきた新潟大の大熊孝名誉教授(河川工学)も、ダムで人吉の氾濫水量を減らせた可能性は認めるが「何千億円もかけ『氾濫水量を減らせた』だけでは許されない」と指摘。下流から先に雨量が増えた今回のようなケースでは、ダムがあっても人吉より下流では効果はなかったとして「ダムは雨の降り方に左右される不安定な治水施設で、緊急放流の可能性もある。ダムに頼らない治水を徹底して議論すべきだ」と訴える。
ビジネス+IT 2020/08/05
多発する“豪雨”にどう立ち向かう? 国交省の「流域治水」に課題山積のワケ
----7月に九州を襲った豪雨は熊本県の球磨川を氾濫させて67人の死者、行方不明者を出すなど流域の地方自治体に大きな被害をもたらした。国土交通省は気候変動による雨量の急激な増加が全国で水害を多発させているとみて、一級水系の流域全体で治水のあり方を考える新プロジェクトをスタートさせるが、球磨川水系では2009年に中止されたダムがあれば、水害を防げたとする声がインターネット上で拡大し、混迷を深めている。星槎大共生科学部の保屋野初子教授(環境社会学)は「これだけの雨が降ればダムで水害を防ぐのは難しかったのではないか。気候変動を見据えた新たな治水対策が必要だ」とみている。
以下参考
日本経済新聞 2020/8/4 20:26 (2020/8/5 6:22更新)
利水ダム、事前の放流難しく 球磨川で想定外雨量
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62295430U0A800C2CC1000/
毎日新聞2020年8月4日 16時26分(最終更新 8月4日 18時55分)
球磨川の治水対策、11年間「放置」の謎 ダムあれば九州豪雨の被害防げた?
https://mainichi.jp/articles/20200804/k00/00m/040/108000c
ビジネス+IT 2020/08/05
多発する“豪雨”にどう立ち向かう? 国交省の「流域治水」に課題山積のワケ
https://www.sbbit.jp/article/cont1/39860
Yahooニュース 2020/8/3(月) 8:33配信 週刊SPA!
熊本豪雨で考える日本のダム。川辺川ダムがあれば被害は防げたのか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fe623c0906f395be4a5b34e1a5ecca122f060f4
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テーマ : 政治・経済・時事問題
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