JR四国 全18区間が赤字 路線存続は?
朝日新聞デジタル 2022年5月17日 20時30分
「必要経費すらまかなえていない」 JR四国の全線赤字、路線存続は
----JR四国は17日、2020年度の路線区ごとの収支が全8路線18区間すべてで赤字だったと発表した。路線の存続をめぐり沿線自治体との協議が難航するなか、19年以来2度目の収支公表に踏み切った。厳しい経営状況を伝えることで議論を進める狙いだが、自治体などの反発は強く、思惑通りに進むかどうかは見通せない。
同社は今月、運賃の値上げを来春から全路線で行う方針を明らかにしたばかり。コロナ禍でなお一層厳しくなった現状を公表することで、値上げへの理解を深める狙いもある。
レスポンス 2022年5月18日(水)06時45分
JR四国も収支データを公表…運賃値上げや「あるべき交通体系」を検討へ
JR四国は5月17日、2019年度と2020年度の線区別収支と営業係数を明らかにした。
JR北海道と同様に厳しい経営環境により国からの支援を受けている同社は、地域に対して厳しい経営状況であることに理解を求めつつ、運賃値上げの検討や、持続可能な鉄道網の構築へ向けて、2次交通を含めた「あるべき交通体系」について徹底的な検討を行ないたいとしており、その叩き台として、今回、全線区を対象にコロナ禍前とコロナ禍における収支状況を公表するに至った。
毎日新聞 2022/5/17 19:02(最終更新 5/17 19:02)
JR四国、全18区間が赤字 20年度収支、コロナ打撃
----JR四国は17日、2019~20年度の線区別収支を公表した。新型コロナウイルス流行の影響を受けて20年度は8路線、18区間の全ての営業損益が赤字で、経営状況の厳しさが改めて浮き彫りとなった。沿線の人口減少など構造的問題も抱えており、同社は収支改善のため23年春にも運賃を値上げする方針だ。
線区別収支と営業係数の公表について 2022年5月17日
https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2022%2005%2017.pdf
